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2011年4月10日

お引越し宣言 

読者の皆様


長い間、アクセスしていただきありがとうございました。


事情により、このコーナーはしばらく休止させていただきます。


なお、このコーナーのブログはすべて、


アメブロへ引越しさせていただきました。




http:ameblo.jp/e-family-ma

です。

引き続き、アメブロで


ご継続をお願いいたします。

2011年4月8日

実況中継「中学3年生指導12」

板書

問1 「自分は毎日1時間勉強するよ。」
→“毎日の習慣”

問2の「自分は今勉強してますよ。」
→“ただ今、進行中”

問3「自分は2年間勉強してるよ。」
→“過去からの継続”

問4「自分は今朝から3時間勉強し続けているよ。」
→“たゆまぬ行動の継続”

マサ: 最後はL君作の新用語です。
    さあ、それぞれ英文に直してみて。

マサ: できたかな。ではM君。
生徒M:I study for one hour every day.
マサ:この英文にした訳は?
生徒M:習慣は現在形で表すのが鉄則だからです。
マサ: その答えは今一歩だね。
生徒N:習慣は現在も過去も未来も含んでいて、
    時空を超越してるので「現在」表します。
マサ: それは良い考えだ。
では、問2はO君。
生徒O:I am studying now.
マサ: 良いですか?
生徒全:OKです。
マサ: 次ぎは問3です。Pさん。
生徒P:I have studied for two years.
マサ: どうしてこうなりましたか?
生徒P:過去から続けていることを現在の位置から
    見ているから、現在完了形です。
マサ: みんなこれで良いですか?
生徒全:良いで~す。
マサ: よしここまでまとめると、どんなときに
    完了形を使うか判断が付くようになりましたか?
    時間の流れで考えるのですよ。
生徒全:わかりました。では、問4をやってみよう。
マサ: この問4は実は未知への挑戦です。
    どうですか、やってみますか?
生徒全:チャレンジします。
マサ: 3と同じ感覚ですが、もっと継続性が強い。
生徒F:先生、そうなんです。それが知りたい。
マサ: 「問1から問3の融合」
    これがヒントです。
生徒全:先生! 宿題にしてください。
マサ: そうしましょうか。もう一つのヒントは、
    中学生の範囲では無いということです。
生徒全:チャレンジし甲斐があります。
マサ: That’s the spirit.

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おかげ様で重版マサの著作
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http://www.meijitosho.co.jp/detail/?isbn=4-18-251312-1



2011年4月6日

実況中継「中学3年生指導11」

板書

問1  自分は毎日1時間勉強するよ。

問2  自分は今勉強してますよ。

問3  自分は2年間勉強してるよ。

問4  自分は今朝から3時間勉強し続けているよ。

マサ: 英語で考えることができる場合を除いては日本語を読んで意味を汲み取りますね。ですからこの4つの文を見ながら、いったいどんな意味(真意)を伝えようとしているのかを考えましょう。

一口メモ  真意は「コノテーション」=connotation と言います。

マサ: では問1はどうでしょう。
生徒A:毎日の学習習慣のことでしょうね。
生徒B:僕みたいなまじめ少年です。
生徒C:そんなことは言ってない。
生徒D:毎日1時間ではまじめとは言えない。
マサ: そんなことを言っているうちに混乱する。
生徒A:毎日の習慣ですね。
マサ: みんなどう思う。
生徒全:その通りだと思います。
マサ:よし、正解だ。そのように時間の感覚で真意を考えよう。
生徒E:問2は「今この瞬間の行動ですね」
マサ: どうですか、みなさん?
生徒全:その通りでしょう。
生徒F:問3は長期に続いているということだぁ。
マサ: ということは過去から~。
生徒G:今も含めてこれからも~。
生徒H:続いている行動だ。
マサ: というのを上手い日本語でまとめるとぉ~。
生徒I:動作が継続しているということ。
マサ: よっしゃーっ。そうだね。で、問4は?
生徒J:やっと発言機会がきました。
マサ: お待たせしました。Here you go.
生徒J:では、吟じます。
マサ: そりゃ違うだろ。
生徒J:失礼しました。問4は朝から休まずに勉強をし続けている。
生徒K:問3と似てるけど、もっと続きがあるというか?
マサ: そこは良いポイントだな。上手く言えるか?
生徒K:ダメです。表現の限界です。
マサ: もう、ざーとらしい。
生徒L:僕が言います。
マサ: お願いします。
生徒L:たゆまぬ行動の継続。
マサ: 上手い。
生徒L:Thank you. です。

※マサのお願い
時々、英語の先生の中には「文」と「文章」の違いを知らずに「『自分は毎日勉強します。』という文章を作ってください。」と生徒に指示をしている場面に出会うときがあります。原則として「文章」とは「文の集合」を言います。ですから、前述のような場合には、「文」を作ってくださいというのが正しいのです。

語学の先生は言葉に注意を払いましょう。


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2011年4月4日

実況中継「中学3年生指導10」


           スマイル・マサ新理論

                        動詞の力学2

   have>be動詞>一般動詞

生徒A:マサ先生。現在完了なんですが、少し混乱してきました。
マサ: 混乱とは困りましたね。他の人はどうかな。
    混乱してきた人は居るかな?
生徒達:そう言われると、そんな気もしないでもない。
マサ: しないでもないということは確かではないということか。
    だったら困るわな。
生徒A:困りました。
マサ: では、再確認の時間です。
現在完了の表現法というか英語での基本形はどうだった。
生徒B:have + 過去分詞です。
マサ: これは全員OKですか?ここに疑問は?
生徒達:形だから文句はありません。
マサ: お前たちに文句言われたら「現在完了君」も困るわな。
生徒A:英語を日本語で訳すのは問題ないようです。
マサ: 他の人はどうですか?
生徒達:それは問題ないようです。
生徒C:日本語を英語に直すときかな。
生徒A:そうだな。
生徒D:そうだよね。
マサ: なるほど、それはどんなとき。
生徒E:「ここに長年住んでいます。」というときに進行形との違いかな。
マサ: よし、ではいくつも例を出すから、そこから確証がいかないことを探そう?
生徒F:ということは、いくつかやっているうちにコツが発見されるのか?
生徒G:過去から現在までの時間の流れがあるということですよね。
マサ: その通り。
生徒H:目の置き所は今現在ですよね。
マサ: みんなもここまでは了解ですか?
生徒達:ここまで了解です。

マサ: ここまで了解なら後は簡単かも?
    では、問題をやってみよう。


板書

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問2  自分は今勉強してますよ。

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2011年4月1日

実況中継「中学3年生指導9」

マサ:では次の質問を英語ではどう表しましょうか?

板書:どのくらいここに住んでますか?

V生:どのくらいは How なんとかだよね。
H生:How +期間だから?
T生:How longだね。
H生:そうだ!やったね。
C生:で、疑問文だから以前にやった
   Where have you been? を利用すると、
     have you にすればよいので、
Q生:できた。
          How long have you lived here? だ。
マサ:良いですか?
生徒:良いです!
マサ:おめでとう。
C生:見過ごしてきたけど、現在完了の疑問文は
   have が前に登場ですね。
D生:be動詞よりも強いですね。
G生:だからbeenなんて言うのがでるんだね。
N生:ということは動詞の力関係で言うと…
マサ:おっ! 動詞の力関係とは嬉しい一言だね。
P生:だってこれは解りやすいもん。
マサ:では、ここでこの考え方を
    「動詞の力学」と名づけよう。

U生:動詞の力学で言うと have>be動詞>一般動詞
         ということになります。
マサ:嬉しいね。完璧です。
   教えていて楽しい生徒たちだよ、本当に君たちは偉い。
生徒:そう言ってくれると嬉しいですよ。
マサの教え方が良いからです。
マサ:お互いが尊重し合って勉強をすることが
   出来るなんて巣晴らしいことだ。
   ありがとうみんな。

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2011年3月30日

実況中継「中学3年生指導8」

板書:I have been in this city for ten years.

マサ:この表現は今までの表現と違って、
   状況は過去から現在まで続いていることを
   示しています。
   この状況を英語で表すと、

板書:I moved in this city ten years ago.
          And I am still here.

マサ:この2文ではどんな意味を表しているかな?
I生:10年前にこの街に越して来て、まだここに居る
        ということですね。
マサ:そうですね。
   この状況を一つの文で表しているのが
   現在完了の上の文です。
   過去にスタートしたことが今現在続いている
   という意味でまとまりましたね。
   では、次の2つの文を1文で表してください。

板書:We came in Sapporo twenty years ago.
And we live in Sapporo still now.

マサ:はい、全員しっかりと考えよう。

★このクラスではマサが質問すると生徒が直ぐに答えているので、マサが最初から一人の生徒に質問をしているように思えますが、実はマサは全体に質問を投げかけています。

この発問の方法は、全体に投げかけることで、誰もが考えるという行動を取ることができるからです。最初から一人の生徒に当てていると他の生徒は何も考える必要がなくなり生徒のためにならない授業になってしまいます。マサの通りに発問するように意識してください。

マサ:ではC君。
C生:We have come in Sapporo for twenty years.
マサ:どうだろうかな?
F生:comeがしっくりと来ない。
マサ:どうか他の人は?
J生:comeは来るという行動で一瞬のものだから変なんだよ。
F生:そうだね。
K生:live を使って、We have lived in Sapporo for ten years.
   ではどうだろう。
L生:前の例文みたいに、We have been in Sapporo for ten years.
   でも良いのではないかな。
M生:どうなんですか?マサ先生?
マサ:いやいや先生が決める問題ではなくて、
      君たちの理屈がただしければ、正しい答えが導きだされたはずだ。
   では、結論はなんだ。
N生:We have lived in Sapporo for ten years も
   We have been in Sapporo for ten years. も
   両方とも正しいと思います。
マサ:どうだそれで良いか?
全員:良いです。
マサ:よし、では次回に進もう。

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2011年3月28日

実況中継「中学3年生指導7」

◆今回から生徒はA生、B生、C生、…、Z生と書いて違う生徒であることを明確にします。複数が一度に答えていると想定される場合には、生徒と書くことにします。


マサ:これまで紹介した文を整理するぞ。

I have just done my homework.
Where have you been?
I have just been to the station.
He has gone to US.
I have lost my watch.

★このように前回まで学習した英文を紹介するときには、先生が口頭や板書で紹介をするのではなく、生徒の記憶を喚起するために、次のような方法を使います。

例1.覚えているものを全部言わせる。

マサ:では前回までやった英文を5つ思い出してみよう。
A生:I have just done my homework.
マサ:その意味は何だっけ? B君
B生:「ちょうど宿題を済ませた」です。

例2.先生が意味を言って、それを英語で言わせる。

マサ:どこへ行っていたかを知りたい場合は?
C生:ハイ! Where have you been? です。
マサ:正しいかな?
D生:正解です。
マサ:では、その答えで「市役所に行っていた」は?
E生:ハイ! I have been to the City office. です。

他に、英語力が未熟な生徒のクラスの場合にはチェックテストなどを準備して、穴埋め、語順整除と日本語での意味の確認をあわせて実施する方法が生徒にとってストレスは少ない。

マサ:では、今日の英語表現はこれです。
板書:I have been in this city for ten years.
マサ:これはどういう意味になるでしょうか?
生徒:「10年間この街にいる」…かな?
生徒:それぽいなぁ。
マサ:ということは今までとは違うな?
生徒:違う。ちょうどとかしちゃったと言う意味ではない。
マサ:では、上手く説明できる人?
F生:been はbe動詞で「居る」「在る」だから、
マサ:だから?
F生:been in this cityでこの街に居るになる。
G生:for ten years は10年間なので、
   どう考えても10年間居るんだろうな。
H生:現在完了だけど、今も続いている意味みたい。
マサ:その通り!! でました私の天才達!
   完璧です。ありがとう。

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2011年3月25日

実況中継「中学3年生指導6」

マサ:前回、Where have you been?
       I have just been to the station to see my friend off.
    という表現をやりました。
   「どこへ行っていたの」と言うのに何でgo=gone を
   使わないのかという意見がありました。
生徒:確かにそれは疑問です。
生徒:goneの場合には他の意味があるのかも?
マサ:goneを使った代表的な表現には、
   My father has gone to the United States.
生徒:この文の意味は?
生徒:家のオヤジはアメリカにいっちゃったんですね。
マサ:良いこと言うね。完璧な理解だ。
生徒:あざ~すっ!
マサ:have gone to場所 の文は
   その場所に行ってしまって、今、この会話を
   している場所には居ないという意味を含んでるんだ。
生徒:なるほど。だからある場所に行っていて、
   ここに戻ってきて今はここに存在しているぞと
   言いたいたきには存在を表す動詞であるbe動詞を
   使うのかな。
生徒:それに方向を表すto場所をセットにしているのか?
マサ:そう考えることも出来るね。
   ただ、最近はその違いにこだわらずに、状況から
   意味を判断する場合もある。
生徒:高校入試レベルで考えるとどっちでも良いの?
マサ:高校入試では本来の意味を優先するので、
   have been to と have gone toを分別しましょう。
生徒:わかりました。
マサ:では、次の文はどんな意味でしょうか?
  含んでいる意味も一緒に考えましょう。
   I have lost my watch.
生徒:時計を失くしてしまった、でしょ?
マサ:ならば、I lost my watch.で良いでしょう。
   なぜ、現在完了形を使っているのだ?
生徒:わかった! 失くしていて、「今は」持っていない。という意味だ。
マサ:では、その人は新品は買っていない。
生徒:買ってもいなくて、見つけてもいない。
マサ:正解! 
生徒:お~っ!!


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2011年3月23日

実況中継「中学3年生指導5」

マサ:では、お約束どおりに、同じ意味で違う表現は作れますか?
          意味は「以前にやり始めた宿題が丁度終わった」 ですね。
         火曜日に関して今は無視してよいです。
生徒:わかりました。Let me try.
マサ:Go ahead.
生徒:All right, sir. My answer is …,
    I have just finished my homework.
マサ:おお。簡潔になったな。合格だ。
生徒:あざ~すっ。
生徒:Yes. Let ME try.
マサ:Why not?
生徒:I have just done my homework.
マサ:Ding Dong. せいか~い!
生徒:ありがとうです。
マサ:みんなよくできるようになっている。
生徒:それは僕たちが「理解」しているからですね。
マサ:それはさておいて、次に進みましょう。
生徒:褒めてよ。
マサ:認めてます。
生徒:ありがとうござい。
マサ:では次です。
   これはどんな意味でしょう。
    Where have you been?
        I have just been to the station
                        to see my friend off.
生徒:わかりますよ。今の流れで想像できます。
マサ:ではどうぞ。
生徒:上の疑問文は「どこへ行ってたの?」
生徒:下の答えは「友だちを送りに駅へ行ってたよ。」だね。
マサ:では、この会話をしている人はどこに居る。
生徒:帰ってきたんだから家かな。
生徒:駅ではない。
マサ:その通りだね。駅に行って戻ってきたという
   時間の流れに乗った行動の動きがわかるね。
   これが、今まで学習した、単純な現在や
   単純な過去形との大きな違いだよ。
生徒:ようするに時間が立体的になったんですね。
生徒:時間の3D化ですね。
マサ:良いこと言うね。完璧な理解だ。
生徒:あざ~すっ!

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2011年3月21日

実況中継「中学3年生指導4」

マサ:では、2回前の授業にもどってみよう。
    I started doing my homework last Tuesday.
  +)And I finished doing it just now.       

   という2文をドッキングさせます。
   まさに算数で言うところの足し算だけど、
   算数よりも複雑な加工が必要だ。
   それは、前から言っている「意味上の加工」だ。
生徒:では、その答えを私に言わせてください。
マサ:良いチャンスです。それを英語で言うと。
生徒:Let me give an answer.
マサ:That’s the spirit.
生徒:どういう意味ですか?
マサ:良い根性だね、と言う感じかな。
   もちろん良い意味でね。
生徒:では、答えを言います。

   I have finished doing my homework just now.

生徒:last Tuesdayはどこへ行ったの?
生徒:それが解決できない。
マサ:last Tuesdayの問題は大きな問題なので、
   ここでは、少し置いておこう。
   この文を考えた理由を聞こうか。
生徒:単純です。たった今(これまでやっていた)宿題が
   終わったよ、ということです。
マサ:あまり上手い説明ではないが、良いだろう。
   ただし、一箇所大きな注意点がある。
生徒:それは?
マサ:just nowだ。
生徒:その心は?
マサ:こらっ、何でも聞けば良いわけではない。
生徒:上手くいきませんでした。
生徒:わかりそうです。just nowはたった今終わったという
   意味を作るために使ったから、もしかして、
   過去形を表しているのではないですか?
マサ:その通り! 英語では?
生徒:You hit the nail right on the head.
マサ:マサにその通り。
生徒:でも「ちょうど終わった状態」なので、
   その意味はしっかりと入れたいよね。
マサ:そうですね。それはjustだけ使えば良いのだよ。
生徒:ということは、
         I have just finished doing my homework.
   ですね。
マサ:正解です。
生徒:やったぁ! でも、マサ先生のことだから、同じような
    意味で他の表現でも良いのでしょ。

マサ:そうです、それは次回にやってみましょう。

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2011年3月18日

実況中継「中学3年生指導3」

マサ:イメージがつかめたところで、英文での表現方法に行ってみよう。
   この表現のポイントは発言をする自分自身が時間の軸の「今(現在)」に
   立っていると想像することだ。

生徒:なるほど、軸をしっかりと「今」に立てるのですね。
マサ:そうだ。ここで、ずっと昔にやったことを再確認すると、
   英語は「時間」に厳しい のだ。
生徒:そうでした。時間が常に支配していた。
生徒:そして時間は動詞や助動詞によって示されていた。
マサ:その通りだ。さて、自分は「今」にいるのだから、この文の場合には、
   「今、宿題が終わっている。」という状態を表している。
   だから過去形ではなくて現在形だ。そして現在の状態だから…、
生徒:そうか、状態を表しているということは「進行形」や「受動態」と同じだな。
マサ:すごい!その発想は使えるな。
生徒:でしょ。僕らは英語の天才かも
マサ:よし。自分たちのことをほめられるようになったな。良いことだ。
   さて、ここで完了形を現す公式だ。それは…、
生徒:それは!
マサ:それは、have + 過去分詞 だ!
生徒:オーッ! have + 過去分詞 だ! 過去分詞を使ったぞ。あたった!
マサ:おめでとう。正解でしたね。
生徒:やったね。
生徒:自分たちで仕組みを考えてくると、絶対に忘れないと思うね。
マサ:そうだね。それは「覚える」と「わかる」の違いだ。
生徒:どういうこと。
マサ:認知心理学という学問があるんだ。
   脳が学んだり、記憶したりするメカニズムを解明している学問だけど、
   それによると「覚える」ということには可逆性があるというんだ。
   どういうことかと言うと、元に戻るということ。
   分かり易く言うと「覚える」を逆行させると「忘れる」ということだ。
生徒:「わかる」ということは「仕組みを理解する」ということだから
   「忘れない」ということですね。
マサ:その通り。
生徒:なるほど、マサ先生の指導の真髄はそこにあったのか。
生徒:だから、僕たちの「力」がついたんだね。
マサ:そういうことさ。
生徒:納得だ。でも「覚える」ことも大切だよね。
マサ:そうさ。でも、理解の上にたって覚えるのであれば定着は高まりますよね。
生徒:そうですね。ハッピーエンドですね。
マサ:では、この続きは来週だ。


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2011年3月16日

実況中継「中学3年生指導2」

マサ:今回は英語の形からではなくて、意味から行くぞ!
生徒:おーッ。初めてのアプローチ。
マサ:時間の概念をしっかりして欲しいからね。
生徒:それだけ日本語と違うってことだ。
マサ:そうなんです。まずは時間の軸をイメージしてください。
生徒:はい????
マサ:過去のある時点がスタートラインで宿題を始めたとします。
   いつからにしますか?
生徒:では、先週の火曜日。
マサ:英語では?
生徒:last Tuesday
マサ:では、今宿題をやり終えたとします。何と言いますか?
生徒:やった! 終わった!と言います。
マサ:そうですね。じゃなくて、英語で宿題が終わったは何と言いますか?
生徒:I finished my homework.
生徒:I did my homework.
マサ:さすがに、完璧な英語が出ますね。
生徒:それほどでも
マサ:完了形というのはスタートから今までの行動の連続を意味に含みます。
   例えば、先週の火曜日に宿題をし始めたは何と言いますか?
生徒:I started doing my homework last Tuesday.
マサ:時間のライン上を行動が進んできて、宿題を終わりましたよ。 
    さて、たった今、宿題が終わった!とはどう言いますか?
生徒:I finished my homework just now.
マサ:完璧ですね。さすがに3年目の私の教え子。
生徒:マサ先生の教え方が上手いからです。
マサ:それはどうも。それでは、今、言った二つの文、簡単に言うと
   スタートから終了までの状況を一言で言うと。
生徒:先週の火曜日からやっていた宿題が今終わった。
マサ:そうだよね。そんな感じです。それを英語では現在の状況として現在完了という形で表すのです。意味は確認できたかな。
生徒:はい。何とか。イメージはつかめました。



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2011年3月14日

実況中継「中学3年生指導1」

マサ:みなさ~ん。いよいよ動詞シリーズの最大の醍醐味である完了形です。
   完了形は私たちと英語人とが「時間」に冠する考え方が大きく違うことを
        示してくれます。
   簡単にいうと時間の考え方が全く違うということです。
   ですから、深く考えないと解らないのです。
生徒:要するに難しいぞということですね、先生。
マサ:いや。難しいわけではないんだ。難しく考えてしまう人にとっては
         難しいんだよ。
生徒:でも、マサ先生が教えると難しくは無いと言いたいのですね。
生徒:マサの自慢ですか? 嫌がられますよ。
マサ:ではなくて、マサは解り易く教えるよということです。
生徒:お願いします。
マサ:「完了」と言うとどんなイメージかな?
生徒:何か動作が完了した。
マサ:そうだね。一歩踏み込んで時間の感覚で考えると時間は現在かな
         過去かな。
生徒:完了したのだから過去だよね。
マサ:その通り。日本語では過去として扱う。例えば、古典の世界では、
          「過去・完了の助動詞」として、「つ」「ぬ」「たり」「り」「き」「けり」というのが
         ありました。どうです。過去と完了は一緒の言葉で表されています。
         だから、難しいのは日本語の負の転移によるものなのです。
生徒:でも、英語は違うということですね。
マサ:そうです。例えば、日本語で「ちょうど宿題が完了した」と言うとどうしても、
         「過去形」のイメージですね。でも英語の世界では「宿題が完了している」
         というその人の置かれている今の状況を述べているんですよ。
         要するに「私は宿題が完了しているのだよ。」と言うことで、
         このように表現すると日本語でも現在形になりますね。



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2011年3月11日

実況中継「中学英語指導」中学2年生指導44

マサ:さて、今回で受動態は最後にしましょう。
        今日の英文は
        The big sound surprised me a lot.  です。

生徒:もう慣れましたよ。
生徒:新主語はIです。
生徒:me じゃないの?
生徒:あれれぇ。
         meを主語にすると「私は」だからI だよ。
生徒:ありがと。僕はそういう、ちょっとした
          ことがわからないんだよ。
生徒:英語は日本語と違って
          自体が変化するからね。
マサ:良い協力態勢だね。
生徒:ありがとうございます。
生徒:次は I was surprised
生徒:その音に驚いたので、あれぇ?
生徒:前にやった。
生徒:surprised at だった

生徒:I was surprised at the big sound at lot.か?

生徒:a lot の位置は違うと思う。
         suprised a lotだろ。
生徒:どうしてや。
生徒:だって、とっても驚いたでしょ。
         関連しているもので意味も構造もチャンクを
        作るんだろ、英語って。

マサ:究極のすごさだ! 正解!!!!

生徒:あざ~っす。
             I was surprised at lot at the big sound.
    ですね。

マサ:You made it!

次回は動詞シリーズ最後
中学3年生範囲の「現在完了形」に
進みます。

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2011年3月9日

実況中継「中学英語指導」中学2年生指導43

マサ:では、次の英文はこれです。

          When will you finish this report?
          はどうでしょう。

生徒:When は先頭なので置いておく。
生徒:新主語はThis reportです。
生徒:will もいじらず。
生徒:finish は be finished
生徒:整いました。

マサ:お笑いコンビかぁ? 英語では何と言う?

生徒:でましたねぇ。
生徒:簡単だよ。We are ready.
マサ:そうだね。We にするところもすごい。
生徒:We are all ready.
マサ:ではやってもらいましょう。

生徒:英語でなんという。

マサ:Go ahead.でしょうね。

生徒:では答えます。
生徒:When will this report be finished?
マサ:by youは?
生徒:不要だと思います。
マサ:その訳は?
生徒:あなたはいつレポートを終える予定ですか?
          という意味ですが受動態になると、
          このレポートをいつ終えるつもりですか?
          という意志を目の前にいる相手に聞いている
          ので、その相手が目の前に居るので
         あえて言う必要は無いのではないかと思いました。

マサ:良い分析です。実はどっちでも文としての
         間違えはありません。
        でも、意味的には皆の言うとおりだと思います。
生徒:やったね!



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2011年3月7日

実況中継「中学英語指導」中学2年生指導42

マサ:さて、受動態の表現に慣れたところで、
         書き換え問題に挑戦してみようか。
        入学試験問題には、受動態への書き換えは
        比較的人気商品として登場します。

生徒:どうしてですか?
マサ:それは、多くの人にとって受動態が難しい
   ということだからでしょう。
生徒:僕たちには難しくはなかったですが。
マサ:それはね、指導方法が違うからだよ。
生徒:どう違うのですか?
マサ:マサはね、先生がルールを伝えて、
        それを生徒が覚える指導はしないよね。
       それよりも、先生が例を示して、君たち、
       生徒がルールを考えるという方法をとっている。
      だから、君たちは「覚える」のではなく、
      「学ぶ」ことができている。

生徒:難しいことではないですよ。

マサ:そうだね。それは君たちが自ら考えることが
          できるようになったからだ。
          いわゆる君たちの認知レベルが高くなったからだよ。

生徒:「覚える」と「学ぶ」とはどう違うのですか?

マサ:簡単に言うと「覚える」の反対は「忘れる」だね。
        「覚えた」ものは「忘れる」可能性が高いんだ。
        でも、「学んだ」ものは忘れない。メカニズムを
        理解しているので、忘れることはない。
       そしてそのメカニズムの上での「覚える」行為は
       自動化していくので忘れない。

生徒:なるほど。では、本日の内容へどうぞ。

マサ:そうだね。では、次ぎの文を受動態に変えよ。
          We will read this book in a week.

生徒:なんだぁ。受動態の導入でもやったよね。
   They speak English in US. というのをやった。
   そして、それは English is spoken in US. だった。

生徒:だから、先頭というか、新主語は This bookだ

生徒:will があるよ。

生徒:それは Stars can be seen at night.の利用だね。

生徒:can も will も同じ語群だ。助動詞兄弟だ。

生徒:ならば、This book will be read in a week.か。

生徒:weはどう扱う。

マサ:良い点に気付いた。どうする?

生徒:weの意味を考えようよ。
     Stars can be seen. の時は、不要なweだった。

マサ:どうして不要だった?

生徒:星は一般に誰でも見ることができるので、
   そのweは特定されない我々地上の全員
   だったからです。

マサ:そうだね。ではこの場合は?

生徒:そうですね。その本を一週間で読もうと
   いうの我々はなんだか特別な感じだ。

マサ:そうだろうね。ということは?

生徒:つけておく必要がある。

マサ:どうやって?どこに?

生徒:This book will be read in a week. 誰によって?

生徒:我々によって…、by usか。

マサ:完璧だ。

生徒:This book will be read in a week by us.

マサ:それでも良いね。でも意味的に
   僕たちだったら一週間で読めるよという
   意味をだすとすれば、
   This book will be read by us in a week.
   でも良いということだね。



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2011年3月4日

実況中継「中学英語指導」中学2年生指導41

マサ:宿題の解答をしましょう。前回の宿題は

         一人最低5つの受動態表現を考えてくることでした。
        では、考えてきたのを発表してもらいます。
        ところで、自分が発表しますという意志を表明したい
        とき、今みたいな時だけど、そんなときに英語では
        どのように言うだろう。
生徒:わかりませんが、I want to answer. かな。
マサ:いいですね。でも Let me try. というように、
   tryを使う方が良いです。ですから、皆さん手を
   挙げるときには、Let me try.と言ってください。
生徒:Let me try.
マサ:良いですね。ついでに、英語圏では相手に対して
   話をしているときには、相手の名前を語尾につけるのが、
   一般的ですね。
生徒:Let me try, Masa.
マサ:Very good. OK. I want to hear your answer.
生徒:My legs were broken a month ago.
マサ:良いね。 
生徒:Let me try.
マサ:Go ahead.
生徒:Smoking is prohibited here.
マサ:あれれ。中学生とは思えない単語が出たぞ!
   prohibitedってなんだ。
生徒:禁じるということです。だから「ここではタバコは禁止」という意味です。
マサ:いいね、いいね。どこで調べた。
生徒:日曜日に公園にいたら、掲示に書いてあった。
マサ:尚更良いね。日常生活に登場する英語表現を探したんだね。
   エライね。
生徒:Let me try.
マサ:Why not?
生徒:The car was towed.
マサ:また、中学生らしからぬ表現が出た。どんな意味だ?
生徒:家の車がレッカー移動された、です。
マサ:すごいぞ。どこで調べたの?
生徒:これは、自分で見ていて発見した。
   それを英語で書けるようにした。
マサ:エライぞ。君はもう一人で英語が出来るほどのなったんじゃないかな。
生徒:そうでもないです。 マサ先生のお陰です。なんてね。


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2011年3月2日

実況中継「中学英語指導」中学2年生指導40

マサ:The car was washed. を日本語にしてみよう。

生徒:「その車は洗われた。」
マサ:他には?
生徒:「その車は洗車されています。」
マサ:どっちが自然な日本語かな。
生徒:後の方です。
マサ:そうだね。英語は過去形だけと、日本語は現在の状態を言うね。
生徒:どうして。
マサ:それは、言葉の背景にある文化の差だね。
         だから、日本語を英語と直結させて考えてはいけないのだね。
生徒:じゃあ、日本語を見てどうやって英語に直したら良いの?
マサ:これは多くの英語に触れてなれるしかない。
        今回のような文がでてくるたびに問題意識を持つ必要があるね。
生徒:大変だ。
マサ:英語では「行為をした人が重要ではない場合」には受動態にする。
         それに「起こっていることを重視する場合」も受動態にする。
   前にやったように、「アメリカでは英語を話します。」というのは、
        誰が英語を話していることが問題ではなく、アメリカ人は英語を話す
        というのは解りきっているのですね。
       それよりも話されている言語は「英語」だということの方が重要
       なのですね。だからEnglishを主語にしたい、
       そのために受動態(be+過去分詞)が使われる。あっ!これも受動態だ。
生徒:とにかくいっぱい練習すればよいのですね。
マサ:大概は「~される」と言うように表現されるので、
   日本語を見ればわかるとは思います。
   では、宿題です。
   一人最低5つの受動態表現を考えてきてください。

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2011年2月28日

中学2年生指導39

マサ:前回学んだ、canが入る文をひとつ思い出してください。

生徒:Stars can be seen at night. です。
マサ:そうでした。日本語ではどう表現しますか?
生徒:「夜には星がみれる。」
マサ:良い表現ですが、「見られる」の方が一層良いですね。

   さて、今日はハイレベルな問題です。
生徒:どうぞ。どんな問題にでも挑戦しましょう。
マサ:嬉しいね。では、
   「誰がこの写真を撮ったの?」
生徒:Who took this picture?
生徒:それは今までの表現じゃん。
生徒:受動態を構成する『be+過去分詞』がないじゃん。
生徒:そうですね。でも正しいでしょ。
マサ:完璧に正しい英文です。
   でも、ここでは今指摘されたように、
   『be+過去分詞』を使って欲しい。

生徒:マサ先生。『be+過去分詞』の文と
   Who took this pitucre?はどう違うの?
マサ:良い質問ですね。本当にすごい。
   ものすごく良い疑問だし、それを明確に
   示している中学校の教科書や問題集は
   ないね。
生徒:ということは、マサとしては答えたくないという
   ことなの?
マサ:何を言うか。マサは全ての疑問に答える。
   ただし、順番として今君たちの頭のギアは
   be+過去分詞を使って英文を作ることに
   向けて欲しいので、完成後にお話ししよう。

生徒:期待してるね。
生徒:できました。
マサ:ではどうぞ。
生徒:Who was this picture taken?
マサ:はい。ではどうしてこうしたのか、説明願います。
生徒:まず。「~された」という意味から、
   それは『誰』がされたのではなく、
   『物』=『写真』が「写された」と考えます。
   要するに『行為の対象』を目立たせたんです。

マサ:すごい!一気に核心をついてきたぞ。
生徒:おおっ!さすがだぞぉ。
マサ:そして・・・?
生徒:それでもWhoは疑問の中心だから位置は文の先頭。
   それに疑問文だから・・・・
   This picture was taken が Was this picture taken
   になります。

マサ:完璧だ! 後はみんなで完成させよう。
生徒:エーっ!完璧じゃないじゃん。
マサ:いやいやここまでやってくれたら完璧だ。
   正解は確実な理解の下にできる。

生徒:わかった。Who was …となったら
   「誰が」だけど、それじゃおかしい。
生徒:そうだ。「誰によって」撮られたかだ。
マサ:気付いたね。
生徒:「誰によって」を調べると、by whom となっている。

生徒:By whom was this picture taken?

マサ:完成した。
   ただし、辞書にはWho ~ by? もあるだろ?
生徒:あります。
マサ:現代英語はシンプルにそっちを利用する。

生徒:Who was this picture taken by? ですか?

マサ:そうだ。これで完成だ。

生徒:お疲れ様。
マサ:Yes. You must be tired.
   That’s all for today. See you on Wednesday.

次回は練習をしてみましょう。

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2011年2月25日

中学2年生指導38

マサ:では次の表現はどうだろう。


  「星は夜見える」

生徒:はい。解ります。
マサ:さすがです。ではどうぞ。

生徒:Stars are seen at night.

マサ:良い答えです。間違えてはいません。
生徒:おっと、変な言い方ですね先生。
生徒:なんとなく新しいことを言おうとしている雰囲気ですねぇ。
マサ:読まれたね。そうなんだよ。
   良いか「星が夜に見える」のは
   当り前ですね。だからこの英文は
   正しいのです。でも、ひとつ工夫したい。
   星は夜になると見ることができるんです。

生徒:いわゆる可能ってやつですね。
マサ:その通りです。だから・・・・。
生徒:canが入りますよ。
生徒:ということだ。
生徒:canはどこに入るか。
生徒:can, may, must, will などは
生徒:全ての動詞に優先するから、
生徒:Stars can となるね。
生徒:するとcanは偉いから、
生徒:その後の動詞は素に戻る。

マサ:君らに先生はいらないね。

生徒:そんなことございません。
   先生がここまで導いてくれたんです。
マサ:お世辞も言える中学2年生だ。
生徒:ということで正解は。

生徒:Stars can be seen at night.
マサ:完璧。

生徒:標語ができた。
マサ:なんだ?
生徒:助動詞の後ろは必ず原型よ!
マサ:お後がよろしいようで。

残りは疑問詞を使った疑問文で受動態を完結させます。

See you next Monday.

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2011年2月23日

中学2年生指導37

Wednesday February 23, 2011


マサ:英文の基本構造はわかりましたね。
生徒:完璧です。


マサ:では、言ってもらいましょう。
生徒:be動詞+過去分詞で~す。


マサ:単純なことを覚えるときは何か工夫が必要です。
   そうではないと印象に残らないので、忘れます。


   今日は、be動詞+過去分詞


   ハイスピードの条件反射で言ってもらいましょう。


生徒:はい。


マサ:では、私が「受動態」と言ったら、瞬時にbeプラス過去分詞と
   言ってください。
   では、「受動態」
生徒:beプラス過去分詞
マサ:遅いっ! もう一度。   「受動態」
生徒:be……….


マサ:よっしゃぁ!
   では、次に日本語を英語に直してみよう。
生徒:了解です。


マサ:「この本は英語で書かれています。」英語にする方法を伝授します。
   まず、英語は語順が?
生徒:命
マサ:語順の基本は?
生徒:主語+動詞


マサ:ではこの文での主語+動詞は?
生徒:This book is written. です。
マサ:あとは「英語で」をつける。
生徒:This book is written in English.
マサ:正解。


生徒:これまでの練習がしっかりとしているので、英文が感覚として
        頭にはいっちゃった。


マサ:よし、それでは練習をいっぱいしてみよう。






残りは


★助動詞が入る方法
★疑問詞を使った疑問文
という順番で受動態を完結させます。


See you on Friday.

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2011年2月21日

中学2年生指導36


Friday February 21, 2011

マサ:まず、受動態の特徴は「誰がしたか」ということよりも
   ある物事がどんな状態であることが大切な文だったね。
   例えば、「私は驚いた。」というのは「私は驚かされた。」
   ということなので、「私」がある外的な状況によって
   「ある状態」になっているということです。
   
   だから、I am surprised.は「私は驚いている状態ですよ。」
   ということです。

   まあ、そんなことを考えて言葉を話すという人は居ませんから、
   これらはそのまま意味と一緒に覚えてしまってください。

   さて、受動態には他にもこんな例文があるよ。
  
    Beautiful stars are seen from here.

    どんな意味だろう。

生徒:ここから美しい星が見られる。

マサ:いいね。完璧だ。他には?

生徒:ここから見える星は綺麗だよ。

マサ:良いね。日本語らしい。
   では、次の英文はどんな意味だ?
    What language is spoken here?

生徒:ここでは何語が話されている?

マサ:正解。みんなの調子が良いですね。
   では、この形の英文の基本構造をまとめてみよう。
   それは、
       主語+be動詞+過去分詞

   です。これが基本形です。

   ですから、疑問文は否定文はbe動詞型になりますね。
   では、This book is written in English.を疑問形にすると。

生徒:Is this book written in English? です。
マサ:正解。では否定文は。
生徒:This book isn’t written in English.
マサ:よし。これで基本形は完全終了です。

次回からの予定は
★日本語から英語に直す方法
★助動詞が入る方法
★疑問詞を使った疑問文
という順番で受動態を完結させます。





See you on Wednesday.

ツイッターでも呟いています

世界最強学校コンサル


2011年2月18日

中学2年生指導35

Friday February 18, 2011


マサ:言葉ばかりになったので、英語の授業らしくまとめよう。

   まず、受動態の特徴は「誰がしたか」ということよりも

   ある物事がどんな状態であることが大切な文なのだね。

   例文“English is spoken in Australia.”
        にあるように「誰がオーストラリアで英語を話している」かは
        問題ではないんだよね。そんなことはみんながわかっているんだ。
       大事なのはオストラリアで話されている言語は「英語」だということだ。
       だから「英語」を主語にするんだね。

生徒:そうですね。

生徒:英語でこのような状態を表現するときには
   be動詞と過去分詞のセットで表現するということですね。

マサ:そういうこと。では次の文はどういう意味ですか。

   I am surprised.

生徒:surpriseはどういう意味かな。

生徒:辞書で調べてみようよ。

生徒:「驚かせる」って書いてある。

マサ:そうだよね。
    I am surprised.をうまく日本語で表現してくれよ。

生徒:私は驚かされる。

マサ:不自然だ。内容を汲み取って日本語に置き換える。

生徒:英語は日本語と一対一対応はしないんだよね。

マサ:そうだよね。だから、……。

生徒:わかった。このI君は今だれかに脅かされているので、
    脅迫されているということだ。

マサ:それは全く違うね。漢字が違うよね。

生徒:ということは、今I君は何かに驚かされたので、

生徒:わかった。何かに驚いたんだ。

マサ:そういうことだ。
    I’m surprised. は「僕は驚いた」ということだ。

生徒:すごいね。英語では現在形だけど、日本語では過去形だね。

マサ:そうだん。この表現では今「驚いている」状況ということだね。

生徒:I was surprised.というのもあるよね。

マサ:当然あるさ、それは「ある過去の時に驚いていたということだね。」

   では、
    I’m interested in learning English.
                     はどうだ。

生徒:おっとでました。「前置詞の後ろもやっぱりing」だね。

マサ:さすがだ。で、どういう意味。

生徒:私は英語の勉強に興味がある。

マサ:正解。どうだ、これも形としては受動態。

生徒:でも「~される」「~された」などと訳すことはないんだね。

マサ:そういうこと。こんな受動態もあるということを表現として覚えておこう。

では、次回は応用力をさらに高める問題にチャレンジしてもらうよ。


See you on Monday.


twitterでもつぶやいています。

スマイルマサの新刊書  

2011年2月16日

中学2年生指導34

マサの新刊書

Wednesday February 16, 2011



生徒:ブログ読者のみなさんは、どうお考えになられましたか?
マサ:すごいことに気が付いた、そのすごいこととは、「過去分詞」という言葉でした。
生徒:こういうことです。受動態はbe動詞と「過去分詞」との関係で作られました。
生徒:そして、「~された」「~される」と言う意味でした。
マサ:うん。そうだよね。
生徒:そこで私たちは、中学1年生のときに学んだ「進行形」のことを考えた。
生徒:進行形もbe動詞と動詞の変化形のセットでした。
生徒:その変化はing形で…、
生徒:意味は「~している」でした。
生徒:どっちかというと積極的に自ら行動している様子です。
生徒:受動態と対極です。
生徒:だからbe動詞の後にくる~ing形は「過去分詞」に対応して…、
生徒:「現在分詞」という言葉なのではないかと考えました。
マサ:すごい、その通り。
生徒:やったぁ!
マサ:両方とも「分詞」という品詞分類だ。
生徒:嫌いな文法用語も言葉からではなく意味から考えるとわかる!
マサ:それは君たちの言語力の高さのおかげだ。
生徒:先生の指導の良さです。
マサ:そうとも言う。
生徒:ブーッ!
マサ:で、この分詞というのは、動詞の変化形だけど、準動詞と言って、
   働きは「形容詞」だ。
生徒:だから、be動詞が必要なんだね。
マサ:その通り。
生徒:めでたし、めでたし。
マサ:それでは金曜日もまとめをやってみよう。

See you on Friday.

マサのtwitter

2011年2月14日

中学2年生指導33

Monday February 14, 2011




マサ:ということで、受動態といわれる表現を学んできました。
         とっても役立つ表現が多いんだよ。
        では、ここで中学1年生の時に学んだマサ式の文の決まりごとを
   おさらいしてみようか。
   いいかね、英文には動詞が必要だった。動詞は英文の命だったね。
   そして、動詞の世界には二つの大きなグループがあった。何と何だったっけ?

生徒:それは be動詞と一般動詞でした。
マサ:その通りだね。ではどっちが…
生徒:強いのか、というマサ式「動詞力学」ですね。
マサ:そうだ。君たちの学習姿勢がだんだんと欧米的になってきたね。
生徒:どういうこと。
マサ:疑問に思ったり気付いたりしたときに直ぐに声に出すことだ。
生徒:日本ではあまりよろしくない態度ではある。
マサ:まぁ、マサは今の君たちの積極性を評価する。
   誰にも迷惑をかけていないしね。
生徒:そこが、マサの格好良いところですね。
マサ:ありがとう。さて、その力学では、どちらが強いかと言えば?
生徒:be動詞でした。
生徒:理由は、be動詞は一人で頑張っているから。
マサ:そうだね。バックナンバーを読んでいない読者のために説明してくれ。
生徒:be動詞は、一般にis, am, are, was, wereなどがあるから、たくさんのbe動詞が
   あると思われがちだけど、これらはbe動詞の変化形なので、もともとはbeだけの
   たった一つの動詞だと言うことです……よね。
生徒:その通り。比較対象的に言うと、一般動詞のstudyには何種類あるか、
   などという質問をする人や疑問を持つ人はいない。なぜならstudyは一つだと
   みんな知っているから。でも実際は主語に来る人や数そして現在や過去などの
   時間感覚、または意味によって、studies, studied, studyingなどと変化する。
生徒:それはまさしく、be動詞の変化と同じなんだけど、誰も気にしない。
生徒:だから、取り立ててbe動詞だけ変化を全て覚えて、何種類?などと考えることで
   英語を複雑なものに考えてしまう。
生徒:そうなのは、よくないよね。
マサ:みんないろいろありがとう。結局、be動詞と一般動詞の力関係は
            be動詞>一般動詞
   ということだね。
生徒:そうです。だから、進行形のところでやったけど。be動詞と一般動詞が登場する
   文では、be動詞が一般動詞の前に来る。そして文の語順の主導権をとる。
生徒:一般動詞はbe動詞の後に来るばかりか、可愛そうに形を変えて動詞では
   なくなるんだね。
マサ:おっ!良いことを思い出してきたぞ。
生徒:何だって。動詞ではなくなって、例えば進行形のときはingがついた。
生徒:動詞ではなくなったってことは、今やっている受動態と一緒だ。
生徒:そうだ。受動態ではマサは「過去分詞」と言っていた。
生徒:マサ? そうすると進行形のingは「~している」という意味だから、
   受動態の「~された」と何か似ているよね。
マサ:よくぞ気が付いてくれた。君たちの言語力に感謝するぞ。
生徒:でしょ。ねぇ。マサはよく英語より国語ができるようになれといっていたけど、
   それって、私たちは真剣に考えるときは日本語で考えるので、その考える力を
   高めるために日本語である国語を勉強しなさいよ、ということだったんだよね。
マサ:今日の君たちはすごい。まったく0から英語を勉強した生徒たちとは思えない。
   天才だ!!
生徒:そうだけど、今日のブログちょっと長すぎない?
マサ:そうだね。すごいことに気が付いたから余計に感動した。
   では、明後日のブログにつなげよう。この後の展開を、みんなは
   想像しておいてね。

See you on Wednesday.

共著ですが、私の最新巻です

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2011年2月11日

中学2年生指導32

Friday February 11, 2011


マサ:どうだみんな感覚的にルールがわかったかな。

生徒:大丈夫だと思います。

マサ:そうか、それでは、今日は次のステップに進むよ。

生徒:なんでしょうか次のステップって。



では、マサ先生独自の学習ステップを復習してみよう。



★2012年度から運用される「新学習指導要領」では、確実に聞き取る力だけではなく聞き取ったものを理解する「聴解力」を身につけることが要求される。



★そのためには、英語の基本形を体に覚えこませることが必要になる。だから、いっぱい聞いて(インプットして)、いっぱい口に慣らすことが必要になる。いわゆる口をついて英語が自然に出てくる「自動化」状態をつくることだ。



★そして、その時には当然のごとく伝えたいメッセージの意味を理解していること、その意味を効果的に伝えるために、感情をしっかりと乗せて話すことが要求される。これによってしっかりと英語を聞き取ることができるようになる。



★それから文法力と語彙力だ。これが無いと、意味を捉えることができない。だからマサ先生は、幾度も同じ表現を感情を込めて読ませる。



★次に語彙を入れ替える、いわゆるパタンプラクティスという旧来の手法も、それが良い結果をもたらすのであれば、取り入れる。



★さらに、対話の練習などをして、他の語彙や表現がないかを探らせる。



★その後、それらの英文をしっかりと記述できるかノートに練習させる。これは文字で表現することの大切さも教えている。



新学習指導要領で要求している四技能は、かなりレベルが高いので、それに合わせて指導する方法をマサはいつも意識している。


生徒:書くときには自然に頭に入るよね。

マサ:そうなんだよ。君たち、いや私たち全員が日常生活の中で英語を学んだり正しいトレーニングをしたりする環境が決定的に不足している。だからスマイル・マサも一生懸命に「マサメソッド?」を広めようとしている。そういうことだ。

それはそうと、マサが執筆した、『プロ教師の小学英語「達人」授業スキル』(明治図書)が発売中だ www.mejitosho.co.jpで手に入る。よろしく。


See you on Monday.

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世界最強教育コンサルタント集団

共著ですが出版しました。プロ教師の小学英語「達人」授業スキル

2011年2月9日

中学2年生指導31

Wednesday February 9, 2011


マサ:では、練習を続けるよ。次の文は、「その本は2010年に出版された」だ。

生徒:マサ先生。これも「誰」がしたのかは関係ないんですか?

マサ:どうだろう、みんな。

※でましたね。みんなに問いかける方法。

生徒:この場合、誰が書いた本かは問題なさそうなので、「誰」は無関係に思える。
生徒:僕もそう思う。特に文学作品でなければ、言う必要ないもんな。

マサ:そうだね。ということで、この文をす~っと英語にしてくださいよ。

生徒:The book is……あれっ。出版って何だっけ。
生徒:publishって書いてある。
生徒:雰囲気的に過去分詞はpublishedっぽいな。
生徒:不規則変化表に載っていないから、規則変化だね。

生徒:じゃあ。The book was published in 2010.ですね。

マサ:どうだ、みんな同じ考えかな。

生徒:同じです。The book was published in 2010.

マサ:では、全員で声出してみよう。まあ普通の文ですから、
          レポーターのように意外と無味乾燥にすっと言ってみよう。

生徒:The book was published in 2010.

マサ:いい感じだ。 The book was published in 2010.

生徒:The book was publish in 2010.

マサ:では、「この本はななっなんと2010年に出版されたんだって」
          という感じで言って。

生徒:The book was published IN 2010.

マサ:良い感じだ。みんな本当に良くわかってきたね。

生徒:英語は音の強弱や抑揚で気持ちを表すんだよね。

マサ:その通りだ。
         それが小学校からやってきた英語のキーポイントだね。

生徒:まじめにやってきて良かったよ。

続きは金曜日です。


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世界最強学校・塾のコンサルタント

2011年2月7日

中学2年生指導30

Monday February 7, 2011


生徒:English is spoken in Australia.
マサ:Fantastic! これで「オーストラリアでは英語が話されている。」
      という意味を持つ英語表現ができあがりました。
生徒:マサ先生。このような文の形を何と言うのですか?
マサ:これは日本語では「受動態」とか「受け身」の表現と言います。
生徒:そうか、日本語でも「~される」というのは受け身の意味を表す
      助動詞ですね。
マサ:君は国語が得意なんだね。
生徒:そうです。
      ですから、時々英語の文法用語と日本語が混ざって
      混乱してたんです。
マサ:それはそうだね。
生徒:マサ先生は、肝心なこと以外を文法用語だけで説明することが
      ないので、とってもわかりやすくなりました。
マサ:ありがとう。
      実はマサも中学のときには、文法用語で混乱したことがあったし、
      英語がとっても苦手な生徒たちに指導していて、文法用語は
      情報整理が的確にできれば不必要だってことがわかったんだよ。
生徒:とにかくマサの教え方は解りやすい。
マサ:ありがとう。さて、では英語の練習に戻るよ。
生徒:先生!この表現はどんな場面でつかうのですか?
      どんなときでも使えるのですか?
マサ:基本的に、この表現のように、「誰がしたのか、しているのか」を
      明確にする必要が無いときに使うケースが多いね。
生徒:他に例がありますか?
マサ:それは君たちが考えつかないとね。
生徒:わかった、「その木は去年植えられたね。」みたいなやつだ。
マサ:そうだね。
生徒:ではそれを英語ではどう言うかな。
マサ:それも君たちの仕事。
生徒:The tree was planted last year.
マサ:完璧だね。wasを使ったところは相当な力だ。
生徒:じゃあ、この例を使ったら、「その木はいつ植えられた」
      というのでもOKだよね。
マサ:おぉ。すごいぞ。自分たちの問題まで作れるようになったんだ。
      すごい。先生はいらんね。
生徒:そういうことだね。
マサ:はい、どもども。



続きは水曜日です。

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2011年2月4日

中学2年生指導29

Friday February4, 2011

マサ:文を作ってしまおう。

生徒:English spoken in Australia.

マサ:よし、ではみんなここは重要だから、
      次のように板書をしよう。まとめるよ。

******************************

   English speak in Australia.
           ↓↓↓
 English spoken in Australia.
           
    speakの過去分詞

*******************************
マサ:さてね。実は過去分詞というのは
   動詞ではないんだ。
   to ~でやったように、動詞なのに
動詞ではない働きをする言葉だ。
   厳密に言うと「話す」ではなくて
「話される」という意味になる。
   そして、それは動詞ではなくなる。

生徒:動詞ではなくなる? 

マサ:「話す」は動詞だ、
   でも、「話される」は様子を表している
動作ではないよね。
だから動作動詞の機能はない。
どうだすごいヒントだろう。

生徒:動詞が消えた。どうしよう。

生徒:動詞がなければ、「be動詞!」

生徒:その通りだ!

マサ:ということは、どうなるかな?

生徒:English is spoken in Australia.

マサ:そうだね。では、みんなで
   発音練習をしてみましょう。

English is spoken in Australia.

生徒:English is spoken in Australia.


マサ:Once again.

生徒:English is spoken in Australia.

マサ:Fantastic!


続きは月曜日です。


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2011年2月2日

中学2年生指導28

Wednesday February 2, 2011


マサ:「オーストラリアでは英語が話されている。」または
   「オーストラリアでは英語を話している。」
   を英語ではどう表現するかということですね。

生徒:そうです。新規の表現です。

マサ:使われる語彙と語順を考えよう。

生徒:語彙はEnglish, in Australia, speak
   考えられます。

マサ:in Australia というのは良い答えだ。

生徒:先生がいつも英語はチャンクで考えろ、
   と言うので覚えました。※1

マサ:さすがだ。私の生徒は尊敬に値する。

生徒:でも、speakが微妙だ。
生徒:どうしてだよ?
   英語で言うと、“What’s wrong?

マサ:英語でまで表現してくれて、
   ナイスだなぁ。

生徒:speakは「話す」という意味だろ。
   でも先週の表現を思い出そうよ。

   They speak English in Australia.

   でも、ここでは「オーストラリアの人」を
   表す、Theyが使われない。

生徒:そうだね。語順で考えると、English
   いわゆる主語だ。そうなると動詞が
   speakではおかしい。

生徒:English speak では、英語君が
   しゃべっちゃうもんな。

生徒:先生、降参です。

マサ:良いところでまとまった。
   よく考えたね。
   では、語順で考えよう。
   語彙(意味)を無視して、
   語順で言えば、どうなる

生徒:English speak in Australia.だ。

マサ:そうだ、そして問題はspeakだ。

生徒:そうです。

マサ:では、ここで意味を考えるよ。2
   speakがどんな意味になれば良い。

生徒:英語はオーストラリアで話されてる。
   だから、「話されてる」だね。

マサ:そうだよね。動詞speak
   話されているという意味を持たせれば
   良い。言葉は変化する。
   日本語も、話さない、話しますなどと
   変化する。同じように英語も変化する。
   日本語よりも少ないけどね。
   ところで、以前にやったけど、
   動詞の変化には、○○変化と◇○○変化が
   あったよね。

生徒:規則変化と不規則変化だ。

マサ:それはどんな意味の変化だった。

生徒:現在と過去。

マサ:そうだね。では辞書で変化表を見て。

生徒:あれ、過去の横に過去分詞ってのがある。

マサ:よろしい、今回からその「過去分詞」
   というものに登場してもらうんだ。

生徒:また、覚えるのが増えるの?

マサ:そうだね。でもこれが増えることで
   記憶がもっと楽になるよ。

生徒:はい、はい、騙されておきましょう。

マサ:騙しではなく、本当だよ。
   その前に文を作ってしまおう。

(参考)
※1 チャンクとは関連するデータを「まとめた単位」のこと
を言います。
in Australia はもちろん inAustraliaをまとめて、
オーストラリアでは、オーストラリアにて、などの
まとまった意味の単位「句」を構成しています。
この場合に、in Australiaが1チャンクとなります。

2 意味を最後に工夫させる方法をとったのは、
この領域が新規項目であるためです。
既知事項として活用できるので、
語順の概念であったので、そこを
生かして、生徒に工夫をさせようという
意図です。
意味からスタートしていく方法も考えられます。

続きは金曜日です。

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