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2010年10月30日

中学1年生指導59〔過去形Ⅴ〕

Saturday Oct. 30th 2010


先生:今日は次のステップに進んでみよう。
生徒:先生、過去形をやったら
      中学1年生は終了ではないんですか?
先生:あ~、そう言う意見もあるだろうなぁ。
生徒:また、得意の「ごまかし、煙巻き」作戦にでたか?
先生:いやいやそうではない。
   いいか、中学1年生で英語を始めたときに、
   英語の文の形には大きくいくつの分類があると学んだかな?
生徒:またか。それは二つですよね。二つですかぁ。そうか!
先生:本当に君達は天才でもあり、時にバカボンでもある。
   愛すべき生徒とは君達のような生徒を言う。
生徒:わからないことを言わずに、やりましょう。
   今日のお題は、
         be動詞文の過去形
                                           ですね。

先生:そういうこと。早速日付とタイトルをノートに書いたら、
      関係ないけど声だしの練習と行くか?
生徒:何ですか? 声だしの練習って。英語じゃないんですか?
先生:そこが君達のバカボンさでもあるんだな。
   英語は何故学ぶ。
生徒:ぼくはオリビアハッセーと話たいから。

      (この女優を知っている人は相当に古い)

先生:そうかこれは1970年代か。
生徒:とにかく私たちが大人になる家庭でも英語が使えることが・・・
   まあいいや、英語は音声としてコミュニケーションを
      取るために使う。
先生:そうだろう。だから発声練習だ。声出しだ。
   英語の音のルールその1「英語の音は何処から出す。」
生徒:腹式呼吸で「腹」からです。
先生:そうだ、大量の空気と声量が必要だったのだね。
   そうしなければ、正しい英語の音に近い音が出せなかった。
   全く同じ音声はだせなくても英語として世界の人が認める
      綺麗な音が出せるとそれだけで教養が高いと思われる。
   だから、練習だ!!

生徒:はい。


次回はアイスブレークとして用いる発声練習の方法と
be動詞文の過去形の授業です。
11月3日(水曜日)です。


毎週水曜日と土曜日更新
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2010年10月27日

中学1年生指導58〔過去形Ⅳ〕

Wednesday Oct. 27th 2010

〔今回の指導〕
では、練習問題を解きながら、過去時制と過去形の文が自動化※されていくように指導をしましょう。

 
先生:では次の問題を解いてみよう。
問題)
次の文の下線部を指示された語に置き換えて全文を意味が通るように書き換えてみよう。


1.Mr. Brown visits Tokyo every summer. last


 
これらの問題は時間を示唆する語を読み取り、
文全体がその時間に合うように変える問題です。

この問題では、every summer last summerに変わります。

意味としては、「毎年の夏」が「去年の夏」
または「この間の夏」という限定された夏に変わることです。


これによって、文全体の意味が過去の事柄を表している
というふうに考えるわけです。


 
<検討のプロセス 指導の実践>
先生:着眼点は下線部だよ。
   every summerはどんな意味ですか?
   (全員に当てている状況)
先生:それでは、マサ君。
マサ:毎回の夏です。
先生:毎回の夏は日本語らしくいうとどうなる。
生徒:毎年の夏です。
先生:そうだね。その毎年の夏のevery last に変わるということは、
   どういう意味なのでしょうか?
生徒:去年の夏とか、この前の夏とかということになります。
先生:そうだ。ということは、どういうことを問いかけているのかな。
生徒:毎回の習慣ではなく、この夏におきた限定された事実です。
先生:そういうことだね。ではこの英文では、他にどんな操作が必要だ。
生徒:過去のことになるので、動詞を過去に帰ることです。
先生:完璧だ。ではどんな文になるのかな。言ってみよう。
生徒:Mr. Brown visited Tokyo last summer.
先生:正解。
   整理すると、時を表す語によって文全体の時間が支配される。
   その時を表す語を読み取り、時間が「現在」「過去」「未来」の
   いずれかを判断する、現在や過去であれば、文中の「動詞」をそれに合わせて変化させるということだね。
   では、この頭のプロセスをしっかりと定着させるために、
   まずはパターンプラクティスで練習をしてみよう。


 
≪※自動化とは≫
自転車に乗り始めたときには、手や足などの動きをひとつずつ頭で考えていたと思います。ところが、一度乗れるようになり、慣れてくると何も考えることなく自転車に乗ることができます。
このように、実際に行動や思考をするときにそのプロセスを意識せずにできてしまう段階を自動化すると言います。
英語など語学の正解では、よく「英語で考える」という表現がありますが、これも自動化している状況を言い方を換えて述べているのではないかと思います。


 

次回も指導は続きます。10月30日(土曜日)です。

 

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