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2011年2月4日

中学2年生指導29

Friday February4, 2011

マサ:文を作ってしまおう。

生徒:English spoken in Australia.

マサ:よし、ではみんなここは重要だから、
      次のように板書をしよう。まとめるよ。

******************************

   English speak in Australia.
           ↓↓↓
 English spoken in Australia.
           
    speakの過去分詞

*******************************
マサ:さてね。実は過去分詞というのは
   動詞ではないんだ。
   to ~でやったように、動詞なのに
動詞ではない働きをする言葉だ。
   厳密に言うと「話す」ではなくて
「話される」という意味になる。
   そして、それは動詞ではなくなる。

生徒:動詞ではなくなる? 

マサ:「話す」は動詞だ、
   でも、「話される」は様子を表している
動作ではないよね。
だから動作動詞の機能はない。
どうだすごいヒントだろう。

生徒:動詞が消えた。どうしよう。

生徒:動詞がなければ、「be動詞!」

生徒:その通りだ!

マサ:ということは、どうなるかな?

生徒:English is spoken in Australia.

マサ:そうだね。では、みんなで
   発音練習をしてみましょう。

English is spoken in Australia.

生徒:English is spoken in Australia.


マサ:Once again.

生徒:English is spoken in Australia.

マサ:Fantastic!


続きは月曜日です。


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2011年2月2日

中学2年生指導28

Wednesday February 2, 2011


マサ:「オーストラリアでは英語が話されている。」または
   「オーストラリアでは英語を話している。」
   を英語ではどう表現するかということですね。

生徒:そうです。新規の表現です。

マサ:使われる語彙と語順を考えよう。

生徒:語彙はEnglish, in Australia, speak
   考えられます。

マサ:in Australia というのは良い答えだ。

生徒:先生がいつも英語はチャンクで考えろ、
   と言うので覚えました。※1

マサ:さすがだ。私の生徒は尊敬に値する。

生徒:でも、speakが微妙だ。
生徒:どうしてだよ?
   英語で言うと、“What’s wrong?

マサ:英語でまで表現してくれて、
   ナイスだなぁ。

生徒:speakは「話す」という意味だろ。
   でも先週の表現を思い出そうよ。

   They speak English in Australia.

   でも、ここでは「オーストラリアの人」を
   表す、Theyが使われない。

生徒:そうだね。語順で考えると、English
   いわゆる主語だ。そうなると動詞が
   speakではおかしい。

生徒:English speak では、英語君が
   しゃべっちゃうもんな。

生徒:先生、降参です。

マサ:良いところでまとまった。
   よく考えたね。
   では、語順で考えよう。
   語彙(意味)を無視して、
   語順で言えば、どうなる

生徒:English speak in Australia.だ。

マサ:そうだ、そして問題はspeakだ。

生徒:そうです。

マサ:では、ここで意味を考えるよ。2
   speakがどんな意味になれば良い。

生徒:英語はオーストラリアで話されてる。
   だから、「話されてる」だね。

マサ:そうだよね。動詞speak
   話されているという意味を持たせれば
   良い。言葉は変化する。
   日本語も、話さない、話しますなどと
   変化する。同じように英語も変化する。
   日本語よりも少ないけどね。
   ところで、以前にやったけど、
   動詞の変化には、○○変化と◇○○変化が
   あったよね。

生徒:規則変化と不規則変化だ。

マサ:それはどんな意味の変化だった。

生徒:現在と過去。

マサ:そうだね。では辞書で変化表を見て。

生徒:あれ、過去の横に過去分詞ってのがある。

マサ:よろしい、今回からその「過去分詞」
   というものに登場してもらうんだ。

生徒:また、覚えるのが増えるの?

マサ:そうだね。でもこれが増えることで
   記憶がもっと楽になるよ。

生徒:はい、はい、騙されておきましょう。

マサ:騙しではなく、本当だよ。
   その前に文を作ってしまおう。

(参考)
※1 チャンクとは関連するデータを「まとめた単位」のこと
を言います。
in Australia はもちろん inAustraliaをまとめて、
オーストラリアでは、オーストラリアにて、などの
まとまった意味の単位「句」を構成しています。
この場合に、in Australiaが1チャンクとなります。

2 意味を最後に工夫させる方法をとったのは、
この領域が新規項目であるためです。
既知事項として活用できるので、
語順の概念であったので、そこを
生かして、生徒に工夫をさせようという
意図です。
意味からスタートしていく方法も考えられます。

続きは金曜日です。

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2011年1月31日

中学2年生指導27

Monday January 31, 2011

今回からは新項目です。
但し、

英語は動詞が命

のシリーズは続いています。

そういうことですので、
比較を表す表現は
このシリーズが続いている限りは
登場しません。

今回の表現は…

マサ:さて、みんな。次の英語はどんな意味だと思う。
   I speak English.
生徒:私は英語を話す。
マサ:そうだね。それはいつも話すということですか?
生徒:そうですね。一年生のときに、マサ先生が
   現在形は習慣を表すということがあると言いました。
マサ:よく覚えていてくれた。
   だから、「私」は普段英語を話すということだね。
   では、We speak Japanese in Japan.はどうだ?
生徒:私たちは日本で英語を話す。
マサ:ほら、今言ったことをよく反映させてね。
生徒:おっ。私たちは日本では普段日本語を話す。
生徒:変な日本語だね。
生徒:じゃあさぁ。私たちなんていうのをやめればいいんじゃない。
生徒:そうだよな。日本語って結構主語がないから。
生徒:そうすると、「日本では日本語を話す」
マサ:そですね。誰が日本で日本語を習慣として
話している人は日本人だということが
わたりますよね。
だから、「日本では日本語が話されます。」
でも良いわけです。
では、それを利用して、
They speak English in Australia.は?
生徒:よっしゃ、任せなさい。
マサ:よし、任せた。
生徒:オーストラリアでは英語が話されている。
マサ:やった。その通りだ。
   それで、これからのテーマがわかるよね。
生徒:わかった、英語ではThey weなどと使って
   いるけど、英語でも他の言い方がないか
   どうかを考えるんだよね。
マサ:その通りだ。それをやってみよう。

続きは水曜日です。
皆さんも考えておいてください。

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