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2010年4月28日

新中学1年生指導6

前回は英語の基礎の第一ステップは「音」、第二ステップは「リズム感覚」と説明しました。


次のステップは英語の音とつづりの関連の指導です。いわゆるフォニックスルールに従った指導です。

ところが、このフォニックスルールの指導をきちんと知っている先生が比較的少数なのです。特に小規模、中規模の塾の講師や個別指導での大学生の講師でこのルールを知っている人は非常に少ない。

学習塾の講師は、一般的に言う文法指導でのパターンプラクティスや教科書の訳読法などには慣れているのですが、音声になるとからっきしだめという人が多いようです。

ですから、フォニックスルールの理解からスタートしなければいけません。児童や生徒に指導する前に自分たちの学習をおろそかにはできないのです。

フォニックスルールを基本から学ぶには、松香洋子著「英語好きですか」(読売新聞社)、「フォニックスて何ですか」(mpi)がとても解りやすく学べる書籍として推薦いたします。

まずは、連休中にこの2冊を読み、トレーニングをスタートしてください。これからの英語指導者には、このような学習指導の技術を学ぶことが最優先課題です。





次回は5月1日(土曜日)に発行します。

2010年4月26日

新中学1年生指導5

アップロードが一日遅れました。申し訳ございませんでした。


さて、しつこいほどに音の練習をしていますが、語学の学習はスポーツと同じです。

体力作りと基本が大切です。

野球であればキャッチボールと素振りです。どちらも正しい方法でできるようにならなければいけません。またしっかりと投げ、しっかりとバットを振るには、必要な筋力を鍛える必要があります。どちらから始めるということではなく、両方を同時進行で進めます。

語学学習も全く同じ。英語を聞ける、話せる、読める、書けるという前に「話すため」「聞くため」の基礎体力づくりと基本動作を体に覚えこませます。
そうすると、一定の条件がクリアされてからの伸びが大きくことなります。
それは、人によって違いますが、基本的には英語音が出せる、英文法の基本がわかる、適切な場面で適切な表現が解ってくるなどの条件です。
そして、その第一ステップが音声です。

声量を鍛えること、口の器官を動かせるようにすることが基礎体力づくりです。そして発音が基礎技術作りです。

基礎体力作りは毎回何らかの方法で継続しましょう。基礎技術の次の段階はリズム感覚を体得することです。Ice Cream や Strawberryなどで英語と日本語の音声の違いを学んでいますので、次は英文(基本表現)を使ってのリズム感覚を養成します。

その方法は次回は4月28日(水曜日)にお届けします。