Saturday Nov. 13th 2010
中学2年生の指導内容に移ります。
しっかりとした英語の基盤を作ってきましたが、
新中2になる段階で100%理解がなされていない、
生徒もいます。
そこで中2の最初は復習内容からスタートしています。
既知事項の確認とそれを利用した新規事項の学習が
行われるわけです。
これに加えて、このクラスではタスクを中心とした
指導要素を盛り込み、語学応用力の養成にも
視点を持っていこうと思います。
タスクを中心とした指導とは何かは次回に
掲載しますのでお楽しみしてお待ちください。
今回のクラス指導は過去形の応用です。
マサ先生:よ~し。これから2年生の学習に突入だ。
生 徒:よっしゃぁ!
マサ先生:では、質問。Did you study math this morning?
生 徒:Yes, we did.
マサ先生:Make it longer. Answer me with the perfect sentence.
生 徒:We studied math this morning.
マサ先生:Very good. Then, what did you have for breakfast?
生徒A :Yes. I haved toast and milk for breakfast.
マサ先生:Oh, you had toast and milk for breakfast. How about you 生徒B?
生徒B :Yes. I haved eggs, natto and miso soup for breakfast.
マサ先生:OK. You had eggs, natto and miso soup for breakfast.
生徒C :先生? haved じゃないんですか?
マサ先生:さすがだね。君らはやっぱり天才だ。
この手法は、基本となる知識を持った生徒に新規事項(ここでは不規則変化動詞の存在)を導入する際に、意図的にinformation gapを作ることで学習者の意識をそのポイントに向ける手法です。
これにより、学習者は「疑問」を持ち、これまでの情報との「整合性」を考え、納得がいかないので「新たに解決すべき問題」として教師に質問をしてきたのです。
この状況は優秀な生徒だから起こることではありません。普段から意図的にこのような指導法を取り入れることで生徒は学んでいくのです。
毎週水曜日と土曜日更新です。
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