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2010年1月30日

英語を苦手科目にしない指導法1

英語が苦手な中学生は多い。その原因の多くは英単語が読めない。意味が分からないという基本的な部分(中学1年生のはじめの段階)ことからきている。英語は言葉であるので、読めなければ理解をすることはできない。覚えることもできない。
このブログでは、シリーズで英語が苦手な中学生を英語が得意な中学生へ変化させる手法を紹介していきます。学校や塾の先生、家庭教師の皆さんに実践していただければ幸いです。

英語が苦手でテストでも点数が伸びない。多くは学習時間の不足によるものです。学習しようにも英語の文字が読めなければ学習意欲は湧きません。
日本語を覚えたときに五十音からスタートしたように英語でもアルファベットの発音からスタートしましょう。

この際にはできるだけ日本語と異なる英語の音を体得してもらうようにしましょう。

アルファベットの音の中で特に注視するのは、母音です。その中でもdiphthongといわれる二重母音の発音を重視してくださ。AとIとOの三つです。Aは「エー」ではなくて「ei」です。Iは「ai」、Oは「オー」ではなく「ou」です。

英語が苦手な生徒には、すべての文字において日本語との違いをしっかり体得させようというとそれだけでいやになってしまう可能性があるのですが、上記の三つだけはしっかりと指導をしたほうが良いです。

次にフォニックスアルファベットを覚えてもらいましょう。
a,b,c,d,e,・・・・・x,y,zをその語が持つ固有の音を知ることです。
aは「ア」、bは「ブ」、cは「ク」と進みますが、子音の時に日本語は子音+母音で音を作ります(b「bu」、c「ku」など)が、英語では「b」「k」という部分だけの発音を覚えてもらいましょう。これでフォニックスのルールに従って簡潔に練習することで、英語の文字と音との関係を学び、単語の発音の仕組みを頭と体で理解してくれると、英語の文字や単語を読む基盤ができます。

小学生、特に低学年生、は面倒な注釈なく、音と文字の関係は体で覚えることがしやすいですが、中学生になると知識を伝えることが大切です。頭で考えて体でトレーニングするということを併用していくと理解が速やかです。

このステップを踏んでから、リスニングをすると英語の音を聞き分けやすくなり、聴くことへの恐怖心や混乱が回避されます。

次回はその後の進め方を掲載いたします。