ページ

Powered By Blogger

2010年7月31日

中学1年生指導33

≪三単現のS≫の否定文です。

もう、指導手順はお分かりですね。またまたお助けマン“do”に登場のお願いです。

主語+動詞の構文が否定されるときには、not は動詞に結合することになりますから、not go, not come, not eat, etc.となります。そして、do は notと結合するという規定により、do not go, do not come, do not eat, etc. となるのは、以前に理解をしているところです。

そしてdo君が動詞を「素」に戻すために“s”を吸収してdoesという形で does not go, does not come, does not eat, etc. となります。

この流れを前回のように、比ゆを駆使して説明をすると、全体に理解が浸透しやすくなります。
比ゆを用いる理由は、英語の文のきまりを指導するときに、先生は往々にして、文法用語を多用します。しかし、その用語を納得し、文のきまりを理解することができる生徒は少ないのです。

自分たちの中学校時代に経験している苦労や不満を忘れている先生は少なくありません。
また、先生は、その教科が好きで先生をしているので、生徒がその教科を嫌いになるきっかけを知らないままに進めることが多いのです。

指導は先生の押し付けでは、何の効果も出せません。生徒から「学ぶ合意」を得て初めて、生徒側に理解をする準備(Readiness)ができるのです。

そのために、比ゆを用い、その比ゆが実は文法学習の基本に沿って、言語指導の基本に沿って用いているのが、浅井式です。
この点を指導の技術として身につけ、英語が好きになる生徒を最大限に増やしてください。

練習問題の順番も工夫しましょう。特に学習塾の先生は問題集にだけ頼ることがないよう、板書で問題を提示し、生徒が既知情報でできる問題を定着させ、さらに既知情報から類推して正解を考え付く問題を提示するようにしてください。

基本を理解・確認させる練習問題例
1.He comes home.          ・・・・・・既知情報そのまま。s を取ることに注意
2.She goes to school at seven.  ・・・・・応用第一ステップ:es を取ることに注意
3.Masami has a cold.          ・・・・・応用第二ステップ:has を haveに戻すことに注意
4.Naoko studies English at home.・・・・・応用第三ステップ:studiesのiesをyに戻すことに注意
5.We know each other.        ・・・・・三人称主語ではないことへの気付き

次回8月4日(水曜日)は疑問詞のついた疑問文の作り方。

★★お知らせ★★
8月7日(土曜日)東京都品川区大井町にて
「小学校英語指導実践セミナー(無料)」を実施します。
お申し込みは(余席わずか)
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/peacecomken/seminar.html

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
◆小学校での英語指導法
http://www.management-brain.co.jp/column/index.html
◆大人も役立つ中学生英語
http://ameblo.jp/e-family-ma/
◆ツイッターでつぶやき中
http://twitter.com/home
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

2010年7月28日

中学1年生指導32

≪三単現のS≫の疑問文です。
さて、みなさんはどういう指導手順をお考えになられましたか?


浅井式では、以前活躍してくれた「お助けマン」Do に再登場をお願いするわけです。

重要点はただ一つ。「英語は先頭で文の伝達意図を規定する。」です。

すなわち、文の最初を聞いただけで、「あぁ。I でも you でもない第三者のことを伝えるのだな。」ということが伝わることです。こう考えると、理屈は素早く通ります。 

お助けマンのDo君(Doさんでも良いですよ)が後方から支援に来るときに、Do君を呼んだのは「一般動詞君(さん)」でした。

その「一般動詞君(さん)」を見たときに、Do君(さん)は、

「あれ、お尻に何かつけているぞ。“S”だ!」「よし、それは俺に任せてお前は素に戻れ。」となるわけです。

※素ということばも専売特許ですが、どうぞご利用ください。素=不定形=原形ということです。

この流れにより、Do君(さん)はsを自分に吸収します。英語の語尾が“o”で終わる場合は“es”になるという原則のもとに、“Dos” ではなく“Does”になるということです。

前回の予想回答は、以下でした。
問3 「正美は散歩をしますか?(正美君って散歩するんだっけ?)」
予想回答  Do Masami takes a walk?

予想回答は、生徒から故意に誤答を引き出すか、生徒が深く考えた結果です。この熟考レベルが高いほど、印象的に定着します。この辺りの認知過程での心理テクニックは指導上重要です。
単純な機械的暗記だけでは学習は定着しないので、ご注意ください。

ここで、生徒に、「では、正解はどうなることでしょうか?」と問いかければ、生徒自らが正解を引き出すことになります。

正解  Does Masami take a walk?

あとの練習は“s”を取るパターン練習を4つ程度。そして5問目、6問目には、“s”をつける規則の中で“es”をつけたもの、“ies”にしたものの語尾変化を発生したものを付け加えて完成です。

生徒に回答させる手順は……
1. 声に出させて回答をさせる。(発音と気持ちを入れたイントネーションやリズムに注意)
2. 黒板に板書をさせて、つづりミスやパンクチュエーションのチェック
3. 全員でコーラスリーディングをして音声と意味と視野に入る文字の確認
4. パタンプラクティスの手法で、単語の入れ替えによるラピード反復
                       で完了です。

7月31日(土曜日) 否定文です。どう工夫しますか。

(お知らせ)
8月7日(土曜日)東京都品川区大井町にて
「小学校英語指導実践セミナー(無料)」を実施します。
お申し込みは(余席あとわずか)
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/peacecomken/seminar.html

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
小学校での英語指導法
http://www.management-brain.co.jp/column/index.html
大人も役立つ中学生英語
http://ameblo.jp/e-family-ma/
ツイッターでつぶやき中
http://twitter.com/home
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/