ページ

Powered By Blogger

2010年8月28日

中学1年生指導41

進行形(現在進行形)の指導(第4回)


対話での練習が続いています。
(今週から見た方へ、この場面での生徒はクラス全員のことです。)

先生:Are you looking at me?
生徒:Yes, I am.
先生:Are you running.
生徒:No. I’m not running.
先生:Then, what are you doing?

これが次の表現への入り口です。


このように、突然これまでの流れと異なる表現を伝え、聞き手に衝撃を与えるのは語学の一つの指導手法です。information gapを創造すると言います。違う情報を聞きとれるかどうかはそれまでの聞き手の真剣さです。どのように答えるかを考えるのが、会話での戦略思考になります。
考えることで学習が深まります。

生徒:?????????
先生:What are you doing? Are you sleeping?
生徒:No.
先生:Are you running?
生徒:No.
先生:So, I’m asking you. “What” are you “doing”?
生徒:Ah. I am listening.
先生:Great. Good Answer.

とめでたくお話が終了します。次はこの“What are you doing?”を用いての練習があり、

その後発展させると次のようになります。

先生:What are you doing?
生徒:I’m listening.
先生:Who are you listening to? (語彙として難しいですが想像の範囲です)
生徒:I’m listening to Mr. Asai.
などと会話を運びます。

ここまで対話による口頭練習ができるようになりますと、生徒同士でのインタビューアクティビティやジェスチャーゲーム(ボディーランゲージで表現するものをみんなで当てる)など、さらに練習範囲が広がります。

会話を重視しない場合には、ここまでの練習はする必要がないと思う先生もいらっしゃいますでしょうが、英語は口と耳と目と手とを駆使して身につけるものだという大前提を失うことになりますので、工夫をして、これらの練習を取り入れてください。

中学1年生の段階でできるようになれば、その後の指導が大変楽になります。

次回9月2日(木曜日)も進行形です。綴りのルールです。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
小学校での英語指導法
http://www.management-brain.co.jp/column/index.html
大人も役立つ中学生英語
http://ameblo.jp/e-family-ma/
ツイッターでつぶやき中
http://twitter.com/home
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
教育サイト http://www.management-brain.co.jp/

2010年8月25日

中学1年生指導40

進行形(現在進行形)の指導(第3回)

I am playing tennis. …の文が納得の上に、言えるそして書ける状況になりました。

では、次のステップです。 

ステップには数種類あります。

1. 語尾のingを付けるときの綴り字の規則。
2. 疑問文の形とその答え方。否定文の形。
3. 会話トレーニング。
4. 進行形の文が入った短編などの読解。
5. リスニングトレーニング

など様々です。

流れから考えるとここでは、「会話トレーニング」を一番に持ってきて、次のその発展形である、Whatのついた進行形の代表表現“What are you doing?”さらに発展させて具体的な動作の目的を聞く“What are you reading?”などで話しの論理展開を図らせる。最後にまとめとして板書で練習問題を解きながら筆記の練習をする。この筆記練習で語尾のingの付け方のきまりを指導する。

というのが、コミュニケーション重視としては効率的な方法かと思います。また、口頭練習では文法の最も大切な部分である語順をしっかりと体得できるメリットがあることです。

語順をしっかりとさせてから、スペリングのルールに行くのが語学学習では自然な流れです。
ですから、このパターンでステップアップを図りましょう。

会話トレーニングですから、先生が生徒に質問を投げかけることからスタートです。

★★指導のワンポイントレッスン★★
生徒へ「発問」するときには、まずは全体に問い、それから個人を指摘すること。
最初に個人を指摘すると、どうなりますか。他の生徒は全員無関係を装います。
だから全員に考えさせるように、全体に問います。
答えるのは一人か二人で良いですが、全員が考えますから、正しくないと思う答えが出たときには、正しいと考えている生徒が正しいと考えている解答を言いたくなります。(なにやら面倒な日本語で失礼)また、自分の解答や考え方が正しかったという確認や正しい考え方を新たに知ることにもなります。

では、続けましょう?
先生:Are you sleeping, everyone?
生徒:No, I’m not.
先生:(I’m not sleeping.まで続けるように指示する)
先生:Are you eating?
生徒:No. I’m not eating.
先生:Are you reading books?
生徒:No. I’m not reading books.
先生:Are you listening to me?
生徒:Yes, I am.

ここまでで、一話完結です。

この後は、伝言ゲームをやってみてはいかがでしょう。

次回8月28日(土曜日)授業の進め方を続けます。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
小学校での英語指導法
http://www.management-brain.co.jp/column/index.html
大人も役立つ中学生英語
http://ameblo.jp/e-family-ma/
ツイッターでつぶやき中
http://twitter.com/home
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
教育相談はhttp://management-brain.co.jp/