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2010年4月17日

中学1年生の指導3

McDonaldを「まくどなるど」と発音していては、通じないので空腹で倒れてしまうというわかりやすい説明で、中学生が英語らしい発音を心がけるようになってくれると、授業大変にやり易くなります。


英語らしい音出しのトレーニングを毎回行うと様々な学習効果が
出てきます。リスニング力もこれによって進歩していきます。

体験学習は、生徒自身も力の伸びを自ら感じますので、学習モチベーションが保てます。

さて、英語のリズムと音が日本語と大きくことなることがわかったら、やっと英語のアルファベットの発音練習へ進みます。

最初は基本形で、A、B、C・・・・Y、Zと大文字を示しながら進めます。ここでの基本第一は書き方ではなく、個々の発音です。特にDiphthong と呼ばれる二重母音、複母音(ei, ai, ouなど)とそれが含まれる発音を徹底して指導しましょう。

浅井も過去に音声指導を受けたときにA(ei)の発音を体得するまでに相当の時間がかかった記憶があります。やはり基本はAです。日本語にはない音である二重母音をしっかりと発音できることが英語の音の基本です。

発音の第一ステップは、英語の発音をしっかりと行うには、腹式呼吸法でお腹から声をだすことにより、十分な声量を確保する必要があることを実体験してもらいましょう。

これは、真面目にやれば結構好まれます。中学生指導は必ず真面目にやってもらうことです。一つの体験は100の説明に勝ります。


続く。(このブログは毎週、水曜日と土曜日に更新します)

2010年4月15日

中学1年生の指導2

クラスをA・B・Cの三つのグループに分け、Aは日本語できれいに発音するチーム、Cは英語できれいに発音するチーム、真ん中のBは日本語と英語の音の違いを見つけ出すチームにしてOrange Juiceの発音の違いをBチームが探りました。



過去4年間、同じことを違う子どもたちにやってもらいますが、その答えは同じです。さすがに耳が良い年令です。

それは、英語は日本語と異なり、①音に強弱がある ②音に長い部分と短い部分とがある ③音の高低が顕著 という3点を聞き分けてくれます。もちろん「音自体が違う」という発言もあります。これは母音や子音の個々の音を言っています。それも正解です。ここではそれを踏まえての違いを聞き分けてもらいます。


英語は個々の sound 以上に intonation  と rhythm が意味を伝える大きな手段です。そのことを実体験として子ども(生徒)に解ってもらうことが大切です。

そして、そのように大げさにでも英語音をしっかりとださなければ、現地では通じないことを伝えましょう。100の説明よりも、この実体験と"McDonald” を「まくどなるど」と発音していては、現地の人には通じないので空腹で倒れてしまいますよ。という説明が中学生にはわかりやすいと思います。


新中学1年生には音に関してじっくりと時間をかけて練習をさせるように配分しましょう。

野球でいうとキャッチボール、サッカーならばドリブルの練習などの基礎訓練が英語では
音のトレーニングです。

英語の音がだせるように口や声などの使用器官(道具)を鍛えましょう。

 

続く。

2010年4月11日

中学1年生の指導1

学習指導は、体験を通しての気づきをベースにすると、効果が上がります。



音声指導もそのひとつです。

幼児や小学生のクラスでは、私はMother Goose Rhymesの読み聞かせと模倣練習を取り入れます。Mother Goose にはRhyming やAlliteration など英語の音韻の要素がふんだんに盛り込まれています。



中学校や塾での指導にはじっくりと時間をかけることができない事情もあります。

Mother Goose は朝の学習などで毎日やることで力がつきますが、授業で単発では高い価値を発揮できません。



そこで内容的に私がよく取り入れる練習をご紹介します。

2月24日号の小学6年生向け中学準備講座2で、一度簡単に紹介しました。

ここでは進め方を詳しく説明します。



黒板に大きく日本語になって頻繁に使われる英単語を書きます。

たとえばアイスクリーム(ice cream)やオレンジジュース(Orange Juice)などです。



クラスをA・B・Cの三つのグループに分けます。

Aは日本語できれいに発音するチーム、Cは英語できれいに発音するチーム、真ん中のBは日本語と英語の音の違いを見つけ出すチームにします。

これで違いがわかるまで繰り返します。しかも大げさに発音することがキーになります。



Bチームからどのような回答がでてくるのかが、この行動の成否を分けます。次回はこの続きです。


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