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2010年11月6日

中学1年生指導61〔過去形最終回〕

Saturday Nov. 6th 2010

教師:おはよう。今日の英語も元気よくスタートしよう。

マサ先生の授業では、
Good morning, class.  How are you?
などと薄気味悪いスタートはしません。

どうしてかと言うと。あいさつは大切です。
日本人のクラスでは日本語であいさつをすることが
その日の生徒のコンディションを知るためには大切です。
また、生徒も先生の元気さに、ぐっと引き込まれる
瞬間だからです。

でも、もしも英語で挨拶ということであれば、
毎回、いろいろな挨拶を使ってみましょう。
応答の方法も変えてみましょう。

代表は How are you doing?
応答  Pretty good, thank you.
(先生に対する回答なのでカジュアルは駄目)
駄目例 OK. とか、fine.  Nice. など。
さて、発声練習です。大きな声を出しましょう。

先生:OK.  Everyone.  Stand up, please and spread out.
先生:Let’s produce our voice as loud as possible.
      Inhale (Breath in) and exhale (breath out)
   One, two, go!
先生:OK.  Thank you.  Then, stretch your arms.
などと言って体操を始めます。
このように、実際に行動する指示を英語で伝え、
彼らがストレスなく英語として理解するように
仕向けることが毎回同じあいさつを間が抜けたように繰り返すよりも1000倍は効果がある学習指導です。

先生:それでは、今日の午前中はとっても眠たかった。という状況を英語で表してください。
生徒:はい!  I was very sleepy this morning.
先生:どうだ他に解答は無いか? Yes or No.
生徒:No. 
先生:ホントにいつまで経っても君達は優秀だ。
   では、君達は午前中眠かったの? という質問は何という?
生徒:You are いいや。 Are you sleepy ・・・ あれ??
先生:どうした? 何があった?
生徒:いえ、are はそのままではいけないから・・・。
先生:エライッ! その通りだ。 どうする? 誰か??
生徒:wereです。

という感じです。 今日のポイントは既知事項を使ったことと間違えから学ぶということです。間違えから学べる指導をしていると、生徒が授業に意義を見出します。授業での間違えをおおらかにとらえることができますよ。


11月10日(水曜日)です。
  
毎週水曜日と土曜日更新
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2010年11月3日

中学1年生指導60〔過去形Ⅵ〕

Wednesday Nov. 3rd 2010

クラスのアイスブレークのために発声練習です。
40人クラスですから、大きな声がでます。

改めて、一度に40人の生徒を指導している先生には
ご苦労様ですと申し上げます。

英会話スクールで5人から10人程度の生徒を指導していて
学校の先生は批判できませんよ。

さて、そこでストレス解消も兼ねて、発声練習です。
この練習の意図は前回、伝えました。

先生:OK.  Everyone.  Stand up, please and spread out.
これで広がります。
先生:Let’s produce our voice as long as possible.
      Inhale (Breath in) and exhale(Breath out)
   One, two, go!

こんな感じで大きな声や綺麗な声を出す練習をしましょう。
Let’s produce our voice as loud as possible, but don’t shout.
他に、as high as possible.   as low as possible. などなどありますよ。

さて、本題はbe 動詞の過去形の指導です。

クラスの全体はbe動詞文の基本的な形や訳し方と一般動詞文のそれらとがわかっていれば問題は商事ません。

ただ、注意する例文は過去形に変えても不思議な意味を持たないものを準備してください。
be動詞文は一般動詞と違って過去にすると不自然な意味になるものもいっぱいあります。

悪い例)これは本です。This is a book.   これは過去形にできませんね。
※文法的というか、形態としても統語論的にも正しくても、意味論的にはまったく不思議なジャバウオッキー文のような物ができてはいけません。

良い例)
先生:僕は忙しいよ。 という文を英語で言うとどうなる。
聖徒:I am tired.
先生:その通りだ。では、それを過去にする。
   日本語ではどんな表現が良いかな?
生徒:私は忙しかった。
先生:その通りだ。では、どの語を変化させれば、過去形への文の転換は可能でしょう。
生徒:am です。
先生:その通り、確実に理解していますね。
   でそのam の過去形は was と書きます。
   皆さん、今の一瞬目にして記憶してください。
先生:できたね。ではマサどうかな。
マサ:I was tired.
先生:よし。では本日の文として覚えましょう。

先生:当然are も過去形はあるだろう。
   areの過去形はwereです。
   is の過去形は was です。
   両方ともwで始まっているのが記憶ポイントだね。


次回は11月6日(土曜日)です。


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