ページ

Powered By Blogger

2010年5月22日

新中学1年生指導13

★前回は、be動詞が一つだけということが大変重要だと申し上げました。

たったひとつで文をコントロールするのですから、これは相当に迫力あると言うか、勢力が強い言葉だと直感的におわかりになりますね。

★中学生を指導する際に、彼らの興味と概念でつかみとり易いたとえ(比喩)を提示することが重要です。
世界に一つだけで、多くの文を創造できるbe動詞はとっても強力ですよ。というと生徒の納得度も高まります。

★さて、これから生徒たちに何を伝えようかと言うと、英語の表現方法は基本的に2つの主軸になる文の構造を覚えること。それで多くのことが充足するということを伝えます。
そうすれば、たった2つを確実に覚えると中学英語はほぼ完全に自分のものにすることができるという近い将来の目標が明確に見えてきます。これが大切です。

★その2文とは、
「○○は××です。」
=(小学校の国語文法であれば、「誰は何だ。」「誰はどんなだ。」に相当する文)
「○○は△△する。」
=(同様に「誰がどうする。」に相当する文)です。

※(「存在=ある。いる」)はこの2文が定着してから登場します。その時点で指導をしまする。それは意味論としての定着を図れば良いので、その時点では統語論的には上記と同型であることが容易に理解できるのです。)

言い換えれば:be動詞文と一般動詞文との2つだけを覚えよう、ということです。
(一般動詞という用語は別途簡単な説明が必要になります。)

このことを情報として、意識の中にしっかりと埋め込んでください。そうすると、構文の構造、文の転換などで混乱や誤答が限りなく0になっていきます。

★音をインプットし英語の音に慣れました、クラスルームでの基本表現も覚えて使い始めました、そして文型の基本概念を理解しました。

あとは、この2つの文の違いを事前に指導する方法をとるか、教科書の読みから入るかは教師、教材、生徒という指導の3要素から考えながら進めましょう。

*************************************************************
次回は be 動詞文の理解へさらに深く進む予定です。
            5月26日(水曜日)発行
*************************************************************

小学校英語指導に関しては、メールマガジン
「小学校英語『指導の達人への道』」
(登録は右上のURLからお入りください)

◆twitter でぼそぼそとつぶやいています。
    http://twitter.com/MasamiAsai

2010年5月19日

新中学1年生指導12

中学校の英語教科書3年間分をきちんと学習し、暗記をしてしまうことで、相当の英文を使いこなせるようになるといわれています。

英語の達人への基本が出来上がるとも言われます。
その理由は、中学生の教科書には英語の基本がしっかりと体系づけて掲載されているからです。

英語が苦手な人は、実は中学校の英語も理解していなということになってしまう悲しい現実も、その反面、あるわけですね。
中学校の検定教科書は、最近はコミュニケーションということで、会話表現がほとんどで、体系的に英文法を学びにくくなっていますが、それでも基本文をしっかりと覚えることが第一要件になります。
英語の基本文№1は、be動詞の文です。be動詞の意味は大きく分けて2つ。1つは「主語の状態=~である。」、もう一つは「もの・人の存在=~がある」です。前者を学ぶのが一般的なスタートになります。簡単には、AはBです。=私は学生です。私はマサミです。という表現です。
ところで皆さん、学校や塾の先生が「be動詞はいくつある。君たちはいくつ知っている?」などという質問を聞いた経験はありませんか。または、このブログをお読みの先生はクラスでそのような質問を生徒に投げかけたことはありませんか。
私は、過去においてありました。と言うからには、今はそのような質問を意図なくすることはありません。なぜならbe動詞は1つしかないからです。

そんな方には、例えば、「swim と言う動詞はいくつある?」と尋ねられたら何と答えますか?
swim, swims, swam, swum, swimming, などと数えますか。数えたりしませんよね。swim=泳ぐ は一つと答えますね。それ以外は、不定詞形、動名詞形など文法的な変化の形ですよね。
be動詞にも同じことが言えます。良いでしょうか。be動詞は1種類だけなのです。
ですから、be動詞という動詞は非常に便利で役にたつものなのです。
このことをしっかりと肝に銘じてください。


小学校英語指導に関しては、メールマガジン「小学校英語『指導の達人への道』」 
浅井正美 をご登録(無料)ください。
ご登録は 右上のお勧めURLから

twitter もよろしく http://twitter.com/MasamiAsai

次回は5月22日(土曜日)の発行です。
いよいよ究極の2つの文型の指導 その2:be動詞編 パート2 疑問文と否定文の指導をお見せいたします。