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2010年4月22日

新中学1年生指導4

英語の音がだせるように口や声などの使用器官(道具)を鍛えます。今回はクラスでの実行方法です。

英語の音がしっかりと出せるようにするには、口や声などの器官を鍛えることもおろそかにはできません。

音を出すのは英語の学習とは違います。運動機能です。ですから使う筋肉を意思通りに動かすトレーニングが必要になります。

音は空気の流れです。英語を発音するには日本語よりも多くの空気量が必要になります。ですから、呼吸器官を鍛えましょう。胸式呼吸法より腹式呼吸法が望ましいです。腹筋を鍛え、空気を肺にためたときにお腹が膨らむ、要するに腹膜を下げることで肺の容積を広げるのです。練習しましょう。

クラスでの空気の出し入れのトレーニングを毎回、皆で、実施しましょう。

肺にいっぱいに空気を詰め込んだら、スタートです。

このようなときに英語で指示をだすと、英語は理解され易いです。
Breath in.   Breath out.  Breath in.  Keep it.  (吸って、吐いて、吸って、止めて)

Say, Ahhh…as long as possible. (できるだけ長く「あーっ」と言ってください。)
Say, Ohhh….. as loud as possible, Say Uhhh…. as low as possible. などと言いながら、誰が一番か競争をします。


次に、音です。肺からでた空気は声帯を震わせて音を出します。さらに空気は舌や唇などの障害物を経由して子音として耳に届き、障害物を通過しないものは母音として耳に届きます。

唇の形や舌の位置などを確認しながら、大きな(声量がある)声で練習をしてください。

最初はアルファベットの発音を用いて、練習をします。これで舌などの口内器官を鍛えて自由に動かせるようにします。指導が進んできたら既習の単語を用いて声出しの練習をしましょう。

このような小さな努力の積み重ねを経由して、意識をしなくても英語を発音するときには、自然に英語の口を使えるようになります。(それを自動化と言います)



次回はさらに音の練習を進めます。≪次回発行4月24日(土)≫です。