マサ:言葉ばかりになったので、英語の授業らしくまとめよう。
まず、受動態の特徴は「誰がしたか」ということよりも
ある物事がどんな状態であることが大切な文なのだね。
例文“English is spoken in Australia.”
にあるように「誰がオーストラリアで英語を話している」かは
問題ではないんだよね。そんなことはみんながわかっているんだ。
大事なのはオストラリアで話されている言語は「英語」だということだ。
だから「英語」を主語にするんだね。
生徒:そうですね。
生徒:英語でこのような状態を表現するときには
be動詞と過去分詞のセットで表現するということですね。
マサ:そういうこと。では次の文はどういう意味ですか。
I am surprised.
生徒:surpriseはどういう意味かな。
生徒:辞書で調べてみようよ。
生徒:「驚かせる」って書いてある。
マサ:そうだよね。
I am surprised.をうまく日本語で表現してくれよ。
生徒:私は驚かされる。
マサ:不自然だ。内容を汲み取って日本語に置き換える。
生徒:英語は日本語と一対一対応はしないんだよね。
マサ:そうだよね。だから、……。
生徒:わかった。このI君は今だれかに脅かされているので、
脅迫されているということだ。
マサ:それは全く違うね。漢字が違うよね。
生徒:ということは、今I君は何かに驚かされたので、
生徒:わかった。何かに驚いたんだ。
マサ:そういうことだ。
I’m surprised. は「僕は驚いた」ということだ。
生徒:すごいね。英語では現在形だけど、日本語では過去形だね。
マサ:そうだん。この表現では今「驚いている」状況ということだね。
生徒:I was surprised.というのもあるよね。
マサ:当然あるさ、それは「ある過去の時に驚いていたということだね。」
では、
I’m interested in learning English.
はどうだ。
生徒:おっとでました。「前置詞の後ろもやっぱりing」だね。
マサ:さすがだ。で、どういう意味。
生徒:私は英語の勉強に興味がある。
マサ:正解。どうだ、これも形としては受動態。
生徒:でも「~される」「~された」などと訳すことはないんだね。
マサ:そういうこと。こんな受動態もあるということを表現として覚えておこう。
では、次回は応用力をさらに高める問題にチャレンジしてもらうよ。
See you on Monday.
twitterでもつぶやいています。
スマイルマサの新刊書