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2011年2月18日

中学2年生指導35

Friday February 18, 2011


マサ:言葉ばかりになったので、英語の授業らしくまとめよう。

   まず、受動態の特徴は「誰がしたか」ということよりも

   ある物事がどんな状態であることが大切な文なのだね。

   例文“English is spoken in Australia.”
        にあるように「誰がオーストラリアで英語を話している」かは
        問題ではないんだよね。そんなことはみんながわかっているんだ。
       大事なのはオストラリアで話されている言語は「英語」だということだ。
       だから「英語」を主語にするんだね。

生徒:そうですね。

生徒:英語でこのような状態を表現するときには
   be動詞と過去分詞のセットで表現するということですね。

マサ:そういうこと。では次の文はどういう意味ですか。

   I am surprised.

生徒:surpriseはどういう意味かな。

生徒:辞書で調べてみようよ。

生徒:「驚かせる」って書いてある。

マサ:そうだよね。
    I am surprised.をうまく日本語で表現してくれよ。

生徒:私は驚かされる。

マサ:不自然だ。内容を汲み取って日本語に置き換える。

生徒:英語は日本語と一対一対応はしないんだよね。

マサ:そうだよね。だから、……。

生徒:わかった。このI君は今だれかに脅かされているので、
    脅迫されているということだ。

マサ:それは全く違うね。漢字が違うよね。

生徒:ということは、今I君は何かに驚かされたので、

生徒:わかった。何かに驚いたんだ。

マサ:そういうことだ。
    I’m surprised. は「僕は驚いた」ということだ。

生徒:すごいね。英語では現在形だけど、日本語では過去形だね。

マサ:そうだん。この表現では今「驚いている」状況ということだね。

生徒:I was surprised.というのもあるよね。

マサ:当然あるさ、それは「ある過去の時に驚いていたということだね。」

   では、
    I’m interested in learning English.
                     はどうだ。

生徒:おっとでました。「前置詞の後ろもやっぱりing」だね。

マサ:さすがだ。で、どういう意味。

生徒:私は英語の勉強に興味がある。

マサ:正解。どうだ、これも形としては受動態。

生徒:でも「~される」「~された」などと訳すことはないんだね。

マサ:そういうこと。こんな受動態もあるということを表現として覚えておこう。

では、次回は応用力をさらに高める問題にチャレンジしてもらうよ。


See you on Monday.


twitterでもつぶやいています。

スマイルマサの新刊書  

2011年2月16日

中学2年生指導34

マサの新刊書

Wednesday February 16, 2011



生徒:ブログ読者のみなさんは、どうお考えになられましたか?
マサ:すごいことに気が付いた、そのすごいこととは、「過去分詞」という言葉でした。
生徒:こういうことです。受動態はbe動詞と「過去分詞」との関係で作られました。
生徒:そして、「~された」「~される」と言う意味でした。
マサ:うん。そうだよね。
生徒:そこで私たちは、中学1年生のときに学んだ「進行形」のことを考えた。
生徒:進行形もbe動詞と動詞の変化形のセットでした。
生徒:その変化はing形で…、
生徒:意味は「~している」でした。
生徒:どっちかというと積極的に自ら行動している様子です。
生徒:受動態と対極です。
生徒:だからbe動詞の後にくる~ing形は「過去分詞」に対応して…、
生徒:「現在分詞」という言葉なのではないかと考えました。
マサ:すごい、その通り。
生徒:やったぁ!
マサ:両方とも「分詞」という品詞分類だ。
生徒:嫌いな文法用語も言葉からではなく意味から考えるとわかる!
マサ:それは君たちの言語力の高さのおかげだ。
生徒:先生の指導の良さです。
マサ:そうとも言う。
生徒:ブーッ!
マサ:で、この分詞というのは、動詞の変化形だけど、準動詞と言って、
   働きは「形容詞」だ。
生徒:だから、be動詞が必要なんだね。
マサ:その通り。
生徒:めでたし、めでたし。
マサ:それでは金曜日もまとめをやってみよう。

See you on Friday.

マサのtwitter

2011年2月14日

中学2年生指導33

Monday February 14, 2011




マサ:ということで、受動態といわれる表現を学んできました。
         とっても役立つ表現が多いんだよ。
        では、ここで中学1年生の時に学んだマサ式の文の決まりごとを
   おさらいしてみようか。
   いいかね、英文には動詞が必要だった。動詞は英文の命だったね。
   そして、動詞の世界には二つの大きなグループがあった。何と何だったっけ?

生徒:それは be動詞と一般動詞でした。
マサ:その通りだね。ではどっちが…
生徒:強いのか、というマサ式「動詞力学」ですね。
マサ:そうだ。君たちの学習姿勢がだんだんと欧米的になってきたね。
生徒:どういうこと。
マサ:疑問に思ったり気付いたりしたときに直ぐに声に出すことだ。
生徒:日本ではあまりよろしくない態度ではある。
マサ:まぁ、マサは今の君たちの積極性を評価する。
   誰にも迷惑をかけていないしね。
生徒:そこが、マサの格好良いところですね。
マサ:ありがとう。さて、その力学では、どちらが強いかと言えば?
生徒:be動詞でした。
生徒:理由は、be動詞は一人で頑張っているから。
マサ:そうだね。バックナンバーを読んでいない読者のために説明してくれ。
生徒:be動詞は、一般にis, am, are, was, wereなどがあるから、たくさんのbe動詞が
   あると思われがちだけど、これらはbe動詞の変化形なので、もともとはbeだけの
   たった一つの動詞だと言うことです……よね。
生徒:その通り。比較対象的に言うと、一般動詞のstudyには何種類あるか、
   などという質問をする人や疑問を持つ人はいない。なぜならstudyは一つだと
   みんな知っているから。でも実際は主語に来る人や数そして現在や過去などの
   時間感覚、または意味によって、studies, studied, studyingなどと変化する。
生徒:それはまさしく、be動詞の変化と同じなんだけど、誰も気にしない。
生徒:だから、取り立ててbe動詞だけ変化を全て覚えて、何種類?などと考えることで
   英語を複雑なものに考えてしまう。
生徒:そうなのは、よくないよね。
マサ:みんないろいろありがとう。結局、be動詞と一般動詞の力関係は
            be動詞>一般動詞
   ということだね。
生徒:そうです。だから、進行形のところでやったけど。be動詞と一般動詞が登場する
   文では、be動詞が一般動詞の前に来る。そして文の語順の主導権をとる。
生徒:一般動詞はbe動詞の後に来るばかりか、可愛そうに形を変えて動詞では
   なくなるんだね。
マサ:おっ!良いことを思い出してきたぞ。
生徒:何だって。動詞ではなくなって、例えば進行形のときはingがついた。
生徒:動詞ではなくなったってことは、今やっている受動態と一緒だ。
生徒:そうだ。受動態ではマサは「過去分詞」と言っていた。
生徒:マサ? そうすると進行形のingは「~している」という意味だから、
   受動態の「~された」と何か似ているよね。
マサ:よくぞ気が付いてくれた。君たちの言語力に感謝するぞ。
生徒:でしょ。ねぇ。マサはよく英語より国語ができるようになれといっていたけど、
   それって、私たちは真剣に考えるときは日本語で考えるので、その考える力を
   高めるために日本語である国語を勉強しなさいよ、ということだったんだよね。
マサ:今日の君たちはすごい。まったく0から英語を勉強した生徒たちとは思えない。
   天才だ!!
生徒:そうだけど、今日のブログちょっと長すぎない?
マサ:そうだね。すごいことに気が付いたから余計に感動した。
   では、明後日のブログにつなげよう。この後の展開を、みんなは
   想像しておいてね。

See you on Wednesday.

共著ですが、私の最新巻です

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