ページ

Powered By Blogger

2010年12月25日

中学2年生指導13

「私は宇宙飛行士になりたい2」

Saturday December 25, 2010

マサ先生ならば、この中学2年生軍団に次のような指導を展開します。
1.意味から入る
2.音(口頭)で表現する
3.その文のルールを確認して知識にする
4.知識を利用して応用力をつける
5.場面に即して表現を膨らませる
6.対話をして「会話力」をつける

まずは、この順番で指導プランを作成する。
実際の進め方はこうだ。

マサ:さて黒板を見てご覧。「私の夢は宇宙飛行士になること。」を
      伝えたいと言う気持からでてきた英文だ。

My dream is be a pilot.

マサ:まず、a pilotは飛行機のパイロットや船の水先案内人を言うので、
      宇宙飛行士という単語が欲しいな。
生徒:astronautです。
マサ:すばらしい。発音もつづりも正解。でも中学2年生にもなると、
      これだけではいけません。
生徒:an astronautでした。
マサ:よし、素晴らしい復活能力だ。君も天才。
   さて、単語を入れ替えた英文はどうなるかなぁ、みんな?
生徒:My dream is be an astronaut です。
マサ:そうだな、そこで英語は「○○が命」でした。
      この○○には何が入っていたでしょう。
生徒:「語順」・「動詞」・「音」です。
マサ:その通り。そしてここでまた動詞を取り上げよう。
生徒:そうか、この文には、is be とがあるぞ。これはおかしい。
マサ:その通りだ。基本的に一つの英文には動詞が一つだ。
   国語文法で言うと単文は主語が一つに動詞が???
生徒:一つだ。
マサ:その通り。良いか皆さん、またまた英文のルールだ。
   単文には動詞は「はい!」
生徒:ひと~っつ!
マサ:大正解! 動詞は一つだ。いつやったかな。
生徒:進行形の時だ。
マサ:そうだ、思い出したな。時間がかかったなぁ。
生徒:でも自力で思い出せた。次からは大丈夫だ。
マサ:よし、そうやって自分を励ますことは大切だ。
いいね。この英文のように動詞同士が並んではいけない。
生徒:では、どうするの?
マサ:動詞同士がならんだらどうしましょうとなります。
生徒:しょうもないこと言わないでよ、先生。

1つの単文に動詞は1つ
(動詞同士はダメよ)

生徒:ではこの場合はどうしましょう。
マサ:よしっ!その親父ギャグに免じて、直ぐにヒントを教えよう。
   ヒントは「動詞同士が並んだら後ろが形を変える」
生徒:ということは beが変わる。
マサ:そうだ、変わるルールは、中1の進行形でやっただろう。
生徒:あのときは、ingをつけた。
マサ:そうだ、今回は動詞の前に“to”をつける形が登場だ!
生徒:と言うことは to beとなるわけだ。
マサ:その通り。では正確な英文を意味がわかるように気持ちをこめて言ってもらおう。

My dream is to be an astronaut.

マサ:大正解!

http://ameblo.jp/e-family-ma
http://management-brain.co.jp

http://twitter.com/MasamiAsai

2010年12月22日

中学2年生指導12

「私は宇宙飛行士になりたい」

Saturday December 22, 2010

マサ:今日から新しいテーマだよ。
生徒:今日から何をするのかな?
マサ:実は君たちは小学校の時にやったことだけどね。
生徒:ということは比較的日常に起きている表現だね。
マサ:そういうことだ。
   では条件を言うからそれに当てはまるような英文を作ってみよう。
   自分は将来宇宙飛行士になりたいんだ。だから
     『僕の夢は宇宙飛行士になることだ。』ということを
   伝えるときの英語表現を考えよう。
生徒:よしわかった。
マサ:流石の猿飛び佐助だね。
生徒:何を言っているのか分からないけど僕の英文を聞いてください。
マサ:はいどうぞ。
生徒:My dream is be a pilot.
マサ:嬉しいね。こういう答えを期待していたんだ。
生徒:みんなのためになれて嬉しいけどさぁ、
   マサがそういうときは解答が間違っているときだから
   嬉しいような悲しいような複雑な気持ちだ。
マサ:初めて見る問題にチャレンジすることは素晴らしいことだ。
   しかも初めてチャレンジする英文で間違えるのは
   当たり前だのクラッカーだ。
   だから君のチャレンジ精神は大いに評価される。
   「あんたは偉い!」
   しかもクラスのみんなが新しいことを学ぶことに協力したの
   だから、君の偉さは偉さのホームラン王だ!
生徒:まあ。嬉しいということにしておきましょう。
   とにかくわけのわからない昭和のギャグが相当入っていた
   ようだけど。冷え込んできたので、説明してください。
マサ:そうだな。まず宇宙飛行士はpilotではない。
生徒:あっ! それは大間違い。無意識に小学校で習った単語を
   言ってしまった。
マサ:では、宇宙飛行士を英語ではなんと言うかな。
生徒:an astronautです。
マサ:完璧だ。anをつけたところまで完璧だ。

★さて、ここからが大きな課題です。
マサ先生は常套手段で既知事項を利用しながら生徒全員に考えさせ、回答をさせてしかも間違いを上手く引き出しました。
生徒の自尊心をくずさぬように承認行動も忘れていません。
ここから、みなさんはこの不定詞表現をどのように指導していきますか。

現在生徒の立場にいる人はどのようにこれを理解しようとしますか。