Do you like apples? と無意識に書いていましたが、今はこの表現を見ても自然に受け止める人が多くなりました。以前は、Do you like an apple? という表現でしたね。
不自然な英語表現が次第にliveな表現になってくるのは、良い傾向です。
さて、みなさん、I do not like apples. の導入方法は見えましたか?
新表現導入の基本は、≪既知事項の利用≫です。
ここでの既知事項は I like apples.です。
新たに「~ではない。」という否定形に連関させるには、
I am not busy. というbe動詞構文で指導をするか、前回のDo you like apples?の文を利用するかです。みなさんはどちらにしますか。(受講者の受容レベルによって変化します)
私は、You like apples. をDo you like apples? に変換する方法を確認していく中で、前回のDo you like apples? が思い出せない場合に、捨て板書レベルでI am not busy. を使います。ですから、原則として、導入段階では、be動詞には触れません。
(板書と解説)“Do you like apples?” “Yes, I do.”と“No, I don’t.”を口頭で数回練習します。
そのあと、これらをきちんと板書して、「では、『私はりんごが好きではない。』とはっきりと言いたいときは、どういう風に言いますか。」という問いかけをします。
語学感覚が優れている生徒の場合、“I don’t like apples.”が口から出てきます。小学校英語活動での表現が記憶されていれば容易です。
通常レベルや語学苦手な生徒には、いくつかの回答を聞きだしてから、“not”や“don’t” が使われることを確認してから、“do not”または“don’t”の位置を考えさせます。
英文の命は語順(語と語の位置関係)ですから、それが体得できるように仕向けます。ここがポイントです。
“You like apples.”から“Do you like apples?”に行き着くまでには、「お助けマンのdo 君に登場してもらいます。」などと説明していましたが、ここでは語感を養うために五感を駆使してもらいます。
※ ちなみに、否定語のnotはdoにくっつくのではなく後の語(ここではapples)にくっつくことが正論ですが、彼らがわかりやすいように、“do”とコンビを組むことを伝えます。
次回は6月23日 水曜日です。
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2010年6月16日
中学1年生指導20
第17回で I play soccer. I like English. などの一般動詞文が登場しました。
これらの文は小学校英語でも使われていますので、生徒たちの耳に入っているかもしれません。入っていれば、とりわけ大げさな説明は不要です。
説明が多くなればなるほど、理解できない子どもが増える可能性もありますから。
だれにでもわかりやすい疑問文の基本
一般動詞の疑問文の導入指導です。利用する既知事項はbe動詞の疑問文です。
be動詞が疑問文のときには、文を支配して主語の直前に登場することを板書で説明します。
それはbe動詞には足があり、自ら動くことができるパワーを持っているからだったことをリマインドさせます。この確認があって、次の説明が成り立ちます。
(学習指導では既知事項を利用し、今回の指導に必要な関連知識をリンクさせる技術が必要です)
例)「あなたはりんごがお好きですか?」
(既知事項) You like apples. を利用する。
「疑問文・・・人に尋ねる文になれ!」と唱えても、一般動詞はbe動詞と違って、動くことはできません。力が弱いのです。弱いわけは、意味の数だけ数え切れないほどの一般動詞があり、群れを作って生活している言葉です。鰯や羊のように弱い生き物の代表のようなものだという説明をしたりします。
(もちろん学習者のメンタリティに合わせてくださいね。「幼稚なこと言ってないでよ、先生。」などと言われないように)
さて、動詞likeは動けないので、誰かの助けを借りなければいけません。それが“Do”です。
動詞を助けるので助動詞と呼ばれます。
その“Do”君(さん)が「任せろ!」と言って、文の先頭に来ます。
そして、Do you like apples? という文を作るのです。
どうです、このメカニズムはしっかりと覚えておいてください。後々にとっても役にたちます。
Be動詞と一般動詞の文のメカニズムを正しく覚えると、中学英語の大半は理解できるはずです。
では、次回まで、I do not like apples. という否定文の説明方法を考えてみてください。
★ 浅井は英語が嫌いになった中学生・高校生・大人の人でも、「英語は難しくない」と言えるようになる、指導を提供しています。
次回は6月19日(土曜日)にお会いしましょう。
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これらの文は小学校英語でも使われていますので、生徒たちの耳に入っているかもしれません。入っていれば、とりわけ大げさな説明は不要です。
説明が多くなればなるほど、理解できない子どもが増える可能性もありますから。
だれにでもわかりやすい疑問文の基本
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be動詞が疑問文のときには、文を支配して主語の直前に登場することを板書で説明します。
それはbe動詞には足があり、自ら動くことができるパワーを持っているからだったことをリマインドさせます。この確認があって、次の説明が成り立ちます。
(学習指導では既知事項を利用し、今回の指導に必要な関連知識をリンクさせる技術が必要です)
例)「あなたはりんごがお好きですか?」
(既知事項) You like apples. を利用する。
「疑問文・・・人に尋ねる文になれ!」と唱えても、一般動詞はbe動詞と違って、動くことはできません。力が弱いのです。弱いわけは、意味の数だけ数え切れないほどの一般動詞があり、群れを作って生活している言葉です。鰯や羊のように弱い生き物の代表のようなものだという説明をしたりします。
(もちろん学習者のメンタリティに合わせてくださいね。「幼稚なこと言ってないでよ、先生。」などと言われないように)
さて、動詞likeは動けないので、誰かの助けを借りなければいけません。それが“Do”です。
動詞を助けるので助動詞と呼ばれます。
その“Do”君(さん)が「任せろ!」と言って、文の先頭に来ます。
そして、Do you like apples? という文を作るのです。
どうです、このメカニズムはしっかりと覚えておいてください。後々にとっても役にたちます。
Be動詞と一般動詞の文のメカニズムを正しく覚えると、中学英語の大半は理解できるはずです。
では、次回まで、I do not like apples. という否定文の説明方法を考えてみてください。
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