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2010年3月13日

小学校6年生向け中学英語準備講座6

3月中旬です。春期講習の準備は進んでいますね。

多くの新中学1年生が英語入門講座を受けます。良い講座にしましょう。

さて、音の違いも分かり、文の構造が違うのだということまで前回紹介しました。

ここからクラスルームイングリッシュなどに時間は使いません。会話的表現は
コーヒーブレイクなどで紹介してください。

文の学習と練習に多くの時間をかけましょう。もちろん説明は全時間の5分の1
程度にして練習と定着に時間をとります。

前回、文法という用語は使わないといいました。
そうです。大切なのは、構文力です。いわゆる語順を徹底することです。

ですから、語順の約束事(または語順ルール)と名づけます。
品詞用語は「主語」と「動詞」ということばは用います。
このことばは語順を指導するときの生命線です。

日本語では「主語」「述語」ですが、英語は「主語」「動詞」です。

この違いは指導する必要はないかと思いますが、ここでおまけとして
日本語と英語の使用品詞の違いを先生としては思い出しましょう。

日本語では 主語「誰は」 に対して 述語「何だ=名詞」「どうする=動詞」「どんなだ=形容詞、形容動詞」という形です。

英語では 主語と動詞というように規定してしまうのが、入門者にとっては分かりやすいです。 

最初に紹介する英文は、I am Masami. が良いです。自分自身を伝えるという現実的なメッセージを発信する表現の方が新中学生には伝わりやすいです。

では、次回は この続きをシンプルに。

2010年3月7日

小学校6年生向け中学英語準備講座5

中学準備として指導をする要点は英文の構造(語順)だ。
文を作成する要素はこの語順である。中学に入るレベルの生徒たちが対象ですから、日本語との明確な違いを比較的に示してあげよう。
「太郎君は隆志君にりんごをあげた。」という文は「隆志君に太郎君はりんごをあげた。」と語順を入れ替えても意味は変わりません。
でもTaro gave Takashi apples. Takashi gave Taro apples. と入れ替えると意味は全く違います。日本語には、文中の語の働きを規定する「助詞」があるために語はひとつの文中を比較的に自由に動くことができます。
英語は、日本語と異なり、動詞を中心とした文中の語の配置で意味が規定される。

これを小学校6年生(新中学1年生)に簡単に先の例を使って伝えます。
そして英語は語順が命であることを徹底するのです。この徹底が「不徹底」であるとその後に発生する負の影響は大きいですよ。

それかモウ一つ、先生自身の中に「文法という言葉」は絶対に用いない。「品詞分類の用語」は極力用いないことを心に決めてください。

日本語の問題で英語が嫌いになることを私たちはみんな経験しています。

その点にも触れながら、次回は最初に確認する文の紹介をいたします。