前回はbe動詞には足があって疑問文では移動するというお話をしました。
塾や学校の指導で、「主語」と「be動詞」を入れ替えるという指導をしている先生がいます。
このような指導方法はやめましょう。
そのように指導された生徒はやがて次のような文に出会ったときに、大変な間違いをしてしまう恐れがあります。(現実問題として「主語」を意味や構造として瞬時に判断できないケースです)
(問題)This boy is Tom. を疑問文にしなさい。
これで発生する間違い解答は------------
(誤答)This is boy Tom. です。
お分かりになりますか。英語が苦手な中学生の思考構造は次のようになっています。
This boyという2つの単語が1まとまりの意味の塊(1チャンク)であることが理解できない。
基本文 This is Tom. の疑問文では Is と主語とを入れ替えると覚えた(教わった)。
既知事項として、This is ~. という文が頭に入っている。
だからThis isとなっていても読んで音的に違和感を即座に感じられない。
以上の状況で、彼の誤答は無意識で発生したのです。
これはケアレスミスと言って捨て置けません。
be動詞に足があって、文の先頭に行くということは、「英語の世界では、文頭でその文の目的が明確化される」ということの指導を内在しています。
ですから、指導をする際には、必ずそのことも重要なポイントとして、板書をし、ノートに記録させておく必要があります。
そして、語尾に「か」をつけることで疑問文になる日本語と先頭で文を決定する英語との違いを明確に記述させておくことが指導のポイントです。
次回のテーマは be動詞には手もある。何のことかお分かりですね。
6月2日(水曜日)にこのコーナーでお会いしましょう。
※ご意見をお寄せください。
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